施設紹介

給食管理室

大量調理の流れを実践的に学ぶ。
病院や学校などの、集団調理について学ぶ専用教室です。大量調理を学ぶにふさわしい広々とした空間は、衛生面への配慮を徹底。使い勝手や作業効率のいい設備とレイアウトを施しています。現場に即した環境に加え、最新の調理器具なども豊富に完備。調理のテクニックを幅広く習得できるのも特徴です。

調理実習室

調理技術をプロ仕様の設備で習得。
実際にプロが働く現場と同じ設備・食材を使い、調理の基礎から応用までをしっかりと学びます。また、復習したい・苦手を克服したいという生徒のために、授業以外の時間にも実習室を開放。自主トレーニングができるこの自習時間は、多くの生徒が積極的に利用しています。

実験室1

基本となる実験機材を使いこなす。
いろいろな食材を使っての成分の検出・定量など、食品学実験を中心に行う実験室です。換気・遮煙システムなどを整えた安全・安心な環境のもと、さまざまな薬品や機器を使用した実験を行います。授業では、食品学で学んだ内容をもとに、食品成分の存在や性質を確認。食品学の知識をしっかりとものにしていきます。

実験室1器具

  • 乾熱滅菌器
    器具を滅菌する、全自動運転の殺菌装置。使用することで、菌の存在についての知識も深めていきます。
  • 分光光度計
    光の原理を用い、食品分析などに使用する機械。数値として目で確認し、食品の性質への理解を深めます。
  • ストマッカー
    細菌検査用ホモジナイザー(= 均質化する機器)。品質管理や衛生検査を目的に、実験を行います。

実験室2

専門機器を使い微生物の実験などを行う。
主に微生物の実験を行う実験室です。ここには、微生物を培養・繁殖させるインキュベーターをはじめ、有毒物質を扱う実験などに使うドラフトチャンバー、滅菌処理に使用するオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)といった専門設備・機械を備えています。それぞれの実験設備・機材の使用方法をマスターするとともに、食品や環境に影響を与える微生物の特徴・発生・感染などの理解を深め、栄養士の重要な職務である衛生面の維持、食中毒の防止や対処を体験的に学びます。

実験室2器具

  • インキュベーター
    微生物の培養に用いる専用機器。最新のマイコン機能を搭載。栄養士に欠かせない衛生管理力を高めます。
  • ドラフトチャンバー
    有毒ガスなどの吸引を防ぐ、安全機能付きの排気装置。成分分析などのデータから、食品を理解します。
  • オートクレーブ
    マイコン制御・安全機能付きの、高圧蒸気滅菌装置。品質・衛生管理、微生物の培地調整にも不可欠です。

食品加工室

調味料や食品を自ら加工し、食品に対する理解を深める。
食品成分に関する分析・実験をはじめ、味噌やケチャップといった調味料、パンやヨーグルトなどの加工品をつくる際に使用する教室です。作業のしやすさを追求し、アイランドキッチンをゆったりレイアウト。実習に使用する蒸留水製造設備、インキュベーターといった専用機材も備えています。食品開発の研究所などでも使用されている専門機材を使いこなしながら、油の乳化作用を調べたり、一つの原材料からさまざまな食品をつくってみたりなど、実際に自分たちで調味料や食品の種類・成分を分析・加工することによって、食品や栄養分に対する理解を深めていきます。

講義室

IH調理のデモンストレーションも展開。
校舎の7階と最上階の8階には、明るい陽射しが爽やかに入る6つの講義室があります。各講義室は、講師がすべての学生の様子を把握できるよう、1クラス40人体制の授業を展開。一方、特別授業の際には大人数の収容も可能な空間としてのフレキシブル性も備えています。また、IH調理のデモンストレーションが可能な教室があるのも、辻󠄀学園ならでは。全室に大画面のプラズマモニターを設置しているので、細かな作業もしっかりと把握できます。

図書室

知識の幅を広げる充実の蔵書。
栄養や調理に関する専門図書・学術書から、辻󠄀学園出版の料理本まで豊富に揃う図書室。貴重な専門書や最新データを掲載した専門誌なども、ゆっくり閲覧することができます。パソコンやプリンターも完備し、さまざまな情報収集をサポートするインターネットも利用が可能です。いつでも自由に使え、予習・復習、専門知識の向上、さらにはレポートや課題の作成時などにも頼もしい存在です。