こんにちは
毎週火曜日は・・・公民のオサナイがブログを更新してまいります
本日は、2年前に卒業したある生徒の話をしたいと思います。
私が、飛鳥未来高校で教員をすることになったのはちょうど2年前の春
通信制の高校という環境にまったく予想が付かず
どんな生徒達がいるんだろう・・・。
あの時、抱いていた感情は期待よりも不安の方が強かったのを覚えています。
そんなドキドキの中、校舎に入るとそこにいたのは
今までの学校生活でも出会ったことがないぐらい情熱的な先生と
ピュアな心と、素敵な笑顔をした生徒達がいました
そして、そんな環境にも慣れたある夏の日
ふと、ある生徒から声をかけられたんです。
「先生!」
うれしそうな声で生徒が私に呼びかけます。
「ん、どうした?」
そして、その生徒がさらに嬉しそうな声で言います。
「私、飛鳥に来て夢が出来ました!」
「へぇ~、どんな夢?」
何の気なしにそう聞きました。
「・・・先生になりたいんです!」
そして、あわててこう付け加えました。
「・・・飛鳥の先生達みたいな。」
にししと笑いながらそう言った生徒。
その生徒とは対照的に私は、
ふいに涙が出そうになったことを本当に強く覚えています。
今でこそ、笑顔の似合う彼女ですが
中学校の時ほとんど学校に通えていなかったことを
前に笑いながら話してくれたことがありました。
そして、この学校に来て
ありのままの自分で良いんだと
先生に言ってもらったことが本当にうれしかったから
自分もそんな言葉をかけてあげられる人になりたい
そんな先生に自分もなりたい。
そう思ったそうです。
その言葉通り、猛勉強の末 彼女は志望校の教育学部に現役合格をしました。
今、大学2年生になります。
彼女には、
つまずいたっていい。
つまずくのは、前に進もうとしているからなんだ。
人は無限の可能性を持っているんだ。
そんな大切なことを教えてもらった気がします。
ここ(飛鳥)は、小さな奇跡がたくさんつまった場所
もし、あなたが前に進もうとしているならいつでも私たちは力になります
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