
登録販売者に資格は必要?登録販売者資格とは
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医薬品販売の登録販売者になるには登録販売者資格が必須!
登録販売者資格とは、第2類や第3類に分類される一般用医薬品を販売するための国家資格です。医師による処方箋が必要な医薬品は薬剤師でなければ販売できませんが、第2類や第3類の医薬品は登録販売者資格があれば販売できます。一方で薬剤師は全ての医薬品を取り扱うことのできる国家資格であり、薬剤師の受験資格として大学の薬学部を卒業する必要があります。
近年では薬局やドラッグストアだけではなく、スーパーやコンビニエンスストアでも一般用医薬品を扱う店舗が増えており、その販売資格である登録販売者資格をもつ人材の需要が高まっています。
登録販売者資格を取得するには
登録販売者資格を取得するには「登録販売者試験」に合格する必要があります。試験は都道府県ごとに年1回実施されています。試験は全国で同じ日に行われているわけではなく、都道府県ごとに異なります。そのため申込み期日も都道府県ごとにさまざまなので注意が必要です。
受験する際には試験を受ける都道府県の自治体に確認するようにしましょう。
試験は各都道府県で年1回ですが、別の都道府県でも受験することは問題ありません。都道府県ごとの実施日が異なることを上手に利用すれば、年間に複数回受験することも可能です。
登録販売者試験は2015年より店舗販売の実務経験がなくても受験可能になりました。資格自体は未経験者でも試験に合格できれば取得可能です。
ただし実際に登録販売者として働くには「販売従事登録」が必要になります。販売従事登録をするためには勤務地がある都道府県に「実務(業務)従事証明書」を提出する必要があり、証明書を提出するには2年以上の実務経験が必要となります。
もし実務経験がなかったり、2年未満だったりする場合は実務を積まなければなりません。実務経験は薬剤師や他の登録販売者の下で働くことが条件となります。
なお、登録販売者資格は実務経験なしでも取得することができるのですが、それだけですぐに独り立ちするのは難しいといえるでしょう。そこで、資格取得を目指す場合は専門学校に通うことをおすすめします。 専門学校の授業では効率よく試験に必要な知識を学べるだけではなく、研修が組み込まれているので試験勉強と同時に実務経験も身につけられます。合格後すぐに販売従事登録できるメリットは大きな魅力だといえます。
登録販売者資格の国家試験合格は難しい?
試験は各都道府県会場で年一回行われ、試験時間240分で120問が出題されます。合格ラインは全体の正答率70%以上、各試験項目の正答率35%以上と定められています。合格率は全国平均で40%台で推移している傾向にあります。試験の難易度としては、他の国家資格と比べてさほど厳しくない部類だといえるでしょう。
試験問題は都道府県ごとに作成しています。そのため試験会場ごとに内容は異なりますが、厚生労働省のガイドライン第1章から第5章までを元にしているため、その範囲をまんべんなく学習するようにしましょう。
その他登録販売者に関連する主な資格
基本的には登録販売者資格だけが登録販売者に必要な資格となります。実際に自ら販売を行うには各都道府県に販売従事登録を行う必要がありますが、これは申請であり資格ではありません。
一般用医薬品を販売するだけなら登録販売者資格だけで充分だといえますが、医療事務関連の資格、ビューティアドバイザー資格、販売士資格を併せて取得することで、できる仕事の幅に広がりを持たせることができます。
・医療事務関連の資格
医療機関での受付業務、診療報酬明細書の作成や会計などの事務に関連する資格です。民間団体が認定する資格となっており、下記の4種類が主な資格として知られています。
1.日本医療教育財団「医療事務技能審査試験」
毎月試験を実施。
2.技能認定振興協会「医療事務管理士」
2ヶ月ごとに試験を実施。合格率は50%ほど。
3.日本医療保険事務協会「診療報酬請求事務能力認定試験」
年2回試験を実施。合格率は30%ほど。
4.日本医療保険事務協会「医療事務認定実務者」
毎月試験を実施。合格率は60%から80%ほど。
・ビューティアドバイザー資格
美容に関する民間の資格です。一般用医薬品と一緒に化粧品を扱っている小売店は多いので、下記の資格を一緒に取得しておくと強みになるでしょう。
1.日本メイクアップ技術検定協会「日本メイクアップ技術検定試験」
年2回試験を実施。1級から3級までメイクアップの技術力を認定する。
合格率は3級80%、2級40%、1級30%前後。
2.日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定」
年4回試験を実施。1級から3級までネイリストとしての技術力と知識力を認定する。
合格率は3級80%、2級40%、1級40%前後。
3.日本エステティック協会「認定フェイシャルエステティシャン」
フェイシャルケアの知識力を認定する。
4.日本パーソナルカラリスト協会「パーソナルカラリスト検定」
年3回試験を実施。1級から3級まで肌や髪の色に合う色彩の知識力を認定する。
合格率は3級75%、2級70%、1級50%前後。
・販売士資格
商工会議所が主催して認定している資格です。接客技術や販売員としてのマナーについて能力が高いことを証明します。接客業でもある登録販売者にとって、取得しておけば強みになる資格です。
1級から3級までグレードがあり、試験は1級で年1回、2級と3級は年2回実施されます。 合格率は3級60%、2級60%、1級20%前後。
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