ブライダル・ホテル・観光のお仕事

ブライダルヘアメイクの給料・年収はどれくらい?

ブライダルへアメイクの給料・年収

働き方としては、結婚式場やホテルに所属しているブライダルへアメイクと、フリーランスのブライダルへアメイクに大別できます。結婚式場やホテルの正社員としてブライダルへアメイクを募集している場合、月給10万円台後半から30万円前後の求人が多いようです。経験を積んで、技術や能力をつけていったり、役職に就いたりすると給料は上がっていきます。残業代に関してはみなし残業代として給与に含まれていたり、別途支給となっていたりするところがあるので、応募する際にしっかり確認しておくことをおすすめします。

フリーランスの場合は、固定の収入が約束されているわけではありません。フリーランスのブライダルへアメイクの収入は、実力や仕事量により大きく変動します。案件ごとの料金としては、花嫁花婿が一般の方の場合は約15,000〜約20,000円が相場といわれています。

年収に関しては、ヘアメイクの平均は約330万円といわれています。ブライダルヘアメイクにおいても同じくらいと考えていいでしょう。(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」を元に作成)


ブライダルへアメイクの初任給

勤め先にもよりますが、ほとんどの場合、ブラダイダルヘアメイクの1年目はアシスタントとして業務をすることになります。修業中の身ですから、すぐにお客さまのヘアメイクを担当させてもらうことはできません。まずは、先輩のヘアメイク作業のサポートをはじめ、掃除や用具の準備や後片付け、予約スケジュールの管理や電話応対などの雑務をこなしながら、現場での仕事の流れやヘアメイクの実践技術を学んでいきます。また、結婚式が入るのは土日が多く、休日も明確に決まっていないケースがほとんど。大変に感じることもありますが、このアシスタント時代を経て、ブライダルへアメイクのプロとして成長していきます。

ヘアメイクのアシスタントの1年目の年収は200万円を下回ることもあるようです。ブライダルヘアメイクにおいても、あまり変わらないと考えたほうがいいでしょう。名の知れたホテルや結婚式場など、勤務先によっては、それ以上の初任給が期待できます。(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」を元に作成)


ブライダルへアメイクの給与アップの方法

まずはアシスタントから、一人前のブライダルへアメイクのプロとして成長することが給与アップの方法の一つ。目の前の仕事を一所懸命にやることはもちろん、自分をアップデートしていくために、日ごろから常に情報をキャッチすることも大事です。

結婚式場やホテルに勤めるブライダルへアメイクであれば、経験を積んで自分のポジションを上げれば給与はアップしていきます。また勤め先の看板として活躍し、ヘアメイクに関わる本などを出版するなど、活躍の幅が広がるようになると給与はさらにアップしていくでしょう。コミュニケーション能力を上げることも大事です。新郎新婦や周りのスタッフとの円滑なコミュニケーションがいい仕事につながってきます。また新郎新婦が外国語を話すケースもあるので、英語をはじめとする外国語のマスターに励むのも方法の一つでしょう。

フリーランスの場合は、基本的に個人がブランドとなります。人の評判は基本的に口コミで広がっていきます。請け負ったお客さまから次の仕事につながることも少なくありません。噂を広げてくれるのはお客さまだけではなく、同業者同士の横のつながりからも多いです。自身の市場価値の追及に励みましょう。さまざまな人脈をつくり、多くのクライアントと知り合うことによって、現場の数をこなしたり、大きな仕事をもらえたりするようになれば、徐々に収入もアップしていきます。また昨今はWEBを活用することで、前ほどの飛び込み営業をしなくても人脈を作れたり、契約を結んだりすることも可能です。


ブライダルへアメイクのやりがい

感動や笑顔が多い仕事です。新郎新婦とは最初のヒアリングからのお付き合いで、密に接することが多いため、式当日の感動はひとしおに違いありません。大切な一日のヘアメイクを担当する責任は大きく、専門的な仕事で大変な面もありますが、新郎新婦はもちろん、新郎新婦の家族やゲストに感動や喜びをプレゼントするというやりがいのある仕事です。また、他人を喜ばせるためには自分自身の成長が必要。ブライダルへアメイクという技術を通して、自身が成長していくことにもやりがいをきっと感じられます。また、自分自身がヘアメイクした新郎新婦が輝いている姿を目の前で見ることができ、その姿が写真や映像として形に残ります。成果が目に見えることも、大きな魅力でしょう。

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