
ブライダルヘアメイクの仕事内容についてわかる!
【目次】
ブライダルへメイクとは
ドレスや和装など、結婚式にはさまざまなスタイルがあります。そのスタイルに合わせながら、さらには新郎新婦の希望を汲んでヘアメイクを施していくのが、ブライダルヘアメイクです。一般的なヘアメイクと異なる点として、結婚式で着用する華やかな衣装に負けず、写真でも映えるようなヘアメイクが求められる点が挙げられます。また、式中のお直しにも素早く対応します。特別な日にお客さまを輝かせる、やりがいと責任のある仕事です。
ブライダルへメイクの仕事内容
ブラダイダルヘアメイクの仕事は、まず新郎新婦のご要望をヒアリングするところからスタート。そこから打ち合わせを何度か重ね、リハーサルを行い、ヘアメイクのイメージに対するズレがないかを確認しつつ調整していきます。その他にもドレス選びのサポートなどを行い、新郎新婦と足並みを揃えながら丁寧に準備を進めていきます。結婚式当日にも写真撮影は行われますが、前撮りを希望する方も多くいます。前撮りのアテンドも行い、新郎新婦が美しく写真に残るようサポートします。そして、結婚式当日のアテンド。ヘアメイクはもちろん、お色直しもブライダルヘアメイクの仕事で、さらにドレスや和装の着付けのサポートを担当することもあります。
ブライダルへアメイクになるには
ヘアアレンジやメイクアップなどに関する専門的な知識と技術だけでなく、着付けやブライダル・コーディネート、さらには接客マナーといった幅広いスキルが必要となります。これらについて学ぶために、ヘアメイク系やブライダル系の専門学校に通うのが王道です。学びながら美容師免許や着付け、メイクアップなどの資格を取得して、就職に役立てるといったプロセスを踏みます。専門学校は学校によってカリキュラムが異なるので、カリキュラムの特色についてしっかりと比較検討してみることをおすすめします。専門学校からブライダルヘアメイクとして就職する場合が多いですが、美容師やウェディングプランナー、ホテルスタッフやドレスショップスタッフといった業種から転向する人もいます。
ブライダルへアメイクに必要なスキル
新郎新婦にとって特別な日である結婚式を成功させるためには、お二人の要望を丁寧に確認し、実現させるためのやり取りをスムーズに行うコミュニケーション力が求められます。結婚式当日、お二人は慣れない環境で緊張している場合がほとんどですから、会話で場を和ませるなど、細やかな気配りが欠かせません。さらに、提案力も求められます。明確なプランを持ち込んで来る花嫁は多くはありません。どんな雰囲気にしたいかを伺った上で、ブライダルへアメイクのほうから提案をする力はプロの成せる技です。ただし、要望に対して柔軟なアイデアで対応することも大事です。そして、ブライダルヘアメイクの知識とスキルは不可欠。通常のヘアメイクの知識はもちろんですが、肌やドレスの色とデザインに合うか、または花嫁の雰囲気や、会場の明るさや装飾テーマも考慮してヘアメイクを施す必要があるため、スキルとバランス感覚が必要とされます。
ブライダルへアメイクに必要な資格
美容師免許を取得しておきましょう。この免許があるのとないのでは、できるヘアセットの幅に大きな差が生まれます。カット、パーマは「美容師国家試験」に合格した美容師しかできません。その他、へアメイク関係の仕事に携わる人が主に取得しているのが、メイクの技術や知識、接客に関する「日本メイクアップ技術検定試験」、国際的なメイクアップの知識や技術に関する「IBFメイクアップアーティスト認定試験」などが挙げられます。ブライダルヘアメイクになるには必ずしもいるわけではありませんが、就職や転職の際に有利に働くでしょう。
ブライダルへアメイクの給料・年収
ヘアメイクの仕事の平均年収は約330万円といわれ、ブライダルヘアメイクにおいても大体これくらいと考えていいでしょう。他の仕事の平均年収より比べると低いのが現状です。しかし、経験を積んでスキルアップをすれば、当然ながら平均よりも高い年収を得ることができるでしょう。(出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」を元に作成)
ブライダルへアメイクのやりがい
お客さまの一生に一度の特別な瞬間に立ち会うことになります。仕事を通して人を輝かせ、幸せな瞬間や感情にふれることができるのは、ブライダルへアメイクの大きなやりがいの一つです。ヒアリングから式当日までお付き合いした新郎新婦からお礼の言葉をいただけたときは、うれしい気持ちで満たされると思います。また美容や化粧品が好きな人にとって、自分の「好き」を提案して喜んでもらえるケースもあります。それもやりがいにきっとつながります。