ブライダル・ホテル・観光のお仕事

ブライダルヘアメイクになるには?必要なこととは

1.ブライダルヘアメイクとは

ブライダルヘアメイクとは、結婚式で新郎新婦や親族のヘアメイクをする専門職です。一般的なヘアメイクと、結婚式の場に求められるヘアメイクは異なります。ブライダル専門のプロとして、新婦の一生に一度の晴れ舞台を彩るヘアメイクを行うことが求められる仕事です。


2.ブライダルヘアメイクの仕事内容

ホテルやチャペルでのウェディングであればドレスを、神社での結婚の儀であれば白無垢を身につけるのが一般的です。ブライダルヘアメイクは、それぞれの衣装に合わせたヘアメイクを行なわなければなりません。また、ドレスから着物へお色直しをする場合もそれに応じたヘアメイクが必要です。そして結婚式中は分単位でスケジュールが進行するため、スピードも求められます。


3.ブライダルヘアメイクの一日の流れ

準備期間と結婚式当日で、一日の流れは異なります。

事前の打ち合わせでお客様の希望をヒアリングし、認識にズレがないかを確認します。そして当日着用する予定のドレスと合わせながら、理想のヘアメイクを決めていきます。写真の前撮りをする場合、アテンドをしてヘアメイクを行い、美しい写真が残るようにサポートします。

結婚式当日は、ヘアメイクの腕の見せ所です。式の直前はもちろん、お色直しもブライダルヘアメイクの仕事です。また、着付けも含めて担当することもあります。


4.ブライダルヘアメイクになるには

ブライダルヘアメイクは専門性の高い仕事です。そのため、ブライダルに特化した専門知識や技術が求められます。まずは美容系の専門学校に入学し、美容師免許の取得を目指すと同時にドレスや和装に似合うヘアメイクを学ぶことが求められます。専門学校によってはブライダル業界を目指す人に向けた着付けやメイク、ネイル、そして接客マナーまで学べるところも多く、学校選びをする上で注目したいポイントとなるでしょう。


5.ブライダルヘアメイクの給料・年収

平均年収は400万円ほどですが、経験が浅いアシスタントの年収はおよそ200万円から300万円、経験を詰めば400万円から500万円となります。また、フリーランスという働き方を選ぶブライダルヘアメイクも多くいます。その場合、結婚式の件数や評価が収入に直結します。スキルと人気を持っていれば、平均を超える報酬を得ることも可能です。


6.ブライダルヘアメイクに必要な資格

お客様の髪を扱うため、美容師免許は必須と言えます。また「日本メイクアップ技術検定」や「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」といったメイクに関する資格を持っておくと実務に活かせるでしょう。ブライダルに関する基礎知識を得るために「ブライダルコーディネート技能検定」を取得するブライダルヘアメイクも大勢います。


7.ブライダルヘアメイクのやりがいと魅力

結婚式は、二人にとって一生に一度の大切な日です。この晴れ舞台を支える重要な仕事ができるというやりがいがを感じられるはずです。また、一人ひとりに合わせたヘアメイクを提案し、喜んで頂けたときもおおきなやりがいがあります。そして、この仕事を通して幅広いスキルと資格を得ることができ、一生の武器としてキャリアアップに役立たせることもポイントの一つと言えるでしょう。


8.ブライダルヘアメイクに向いている人とは?

ヘアメイクのスキルを持っていることはもちろんですが、細やかな気遣いができる人と聞き上手な人が特に向いている仕事です。なぜなら、理想の結婚式像は新郎新婦の中にしかなく、丁寧にヒアリングすることが大切だからです。そして当日のヘアメイクの時間には緊張している花嫁のそばに寄り添い、緊張を解きほぐすことも忘れてはなりません。メイクを施しつつ会話でほっとさせるようなコミュニケーションがとれる人にとって、この仕事は天職と言えます。

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