スポーツ現場での救護対応力向上を支援アスレティックトレーナー科の学生が「PHICIS Level 2」講習会に傷病者役として協力【東京リゾート&スポーツ専門学校】
2025年11月9日(日)、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会にて開催された「Pre Hospital Immediate Care In Sport(PHICIS)Level 2」講習会において、本学園・東京リゾート&スポーツ専門学校のアスレティックトレーナー科の学生8名が、実技演習の傷病者役として協力し、医療従事者の研修を支えました。

本講習は、スポーツ現場で起こりうる外傷や急病に対し、病院到着前の段階で迅速かつ適切な処置を行うための実践的プログラムです。当日は、ラグビー競技に携わるチームドクターやチームトレーナーなど、24名の医療従事者が参加し、グラウンドや競技場を想定したリアルな状況設定のもと、シナリオ形式の実技が行われました。



学生たちは傷病者役として各シミュレーションに参加し、受講者の初期評価や搬送練習のリアリティ向上に大きく貢献しました。実際のスポーツ現場を想定した緊迫感のある環境で、救護する側・される側の双方の視点を体験することで、将来アスレティックトレーナーとして求められる判断力・連携力・現場対応力を学ぶ貴重な機会となりました。
PHICISは、英国王立外科医師会(Royal College of Surgeons of Edinburgh)Faculty of Pre-Hospital Careが認定する国際的な救護教育プログラムであり、日本国内では一般社団法人PHICIS Japanが運営しています。Level 2では、ABCDE評価、頸椎損傷対応、脳震盪・出血管理、救急隊への引き継ぎを含む搬送準備などを、実技中心で学びます。
本校では今後もスポーツ医療・救護に関する研修や講習会との連携を深め、学生が「現場で活躍できる実践力」を身につけられる機会を積極的に創出してまいります。
本件に関する問い合わせ先
東京リゾート&スポーツ専門学校
具嶋 慧(ぐじま けい)
gujima-kei@sanko.ac.jp