学校法人 三幸学園

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【厚生労働省監修】診療情報管理士科の生徒が厚生労働省の研究に参加しました!【医療秘書福祉専門学校】

2022年11月11日(金)、厚生労働省の研究「医療関連行為に関する国際分類の我が国への適用のための研究」に、当学園の診療情報管理士科の生徒420名が参加いたしました。
当日は東京医療秘書福祉専門学校に研究をされる先生方が来校されました。東京医療秘書福祉専門学校以外の札幌・仙台・大宮・千葉・横浜・名古屋・大阪・福岡校の診療情報管理士科在校生はオンラインで参加し、三幸学園が一体となり研究に携わりました。

将来診療情報管理士を志す在校生に向け、医療行為に世界共通のコード(ICHI≪イチ≫)をつける時の課題を知るため、今回の研修・研究への参加が実現いたしました。
当日はWHOの専用サイトを使って研究に参加しました。

●ICHI(医療行為の国際分類)とは

ICHI(International Classification of Health Interventions)とは、 世界保健機構WHOの国際統計分類ファミリーが提供する、医療行為を標準化した分類のことを言います。
現在、医療行為の名前は各国ごとに異なります。例えば、耳が聞こえるかを測る検査を日本語では聴力検査、英語ではhearing test、中国語では听力测试、フランス語ではtest auditifと表します。このように言語が様々だと世界で何の医療行為が行われているのか、統計が取りにくくなります。しかし、世界共通のコードであるICHIによって、聴力検査は世界中の全ての国で「CTB.AA.ZZ」となり、統計が取りやすくなります。
現在、病名にはすでに世界共通のコード(ICD)があり、世界各国の診療情報管理士が病名にコードを付けて統計を取り、今後の医療の発展に役立てています。
ICHIは医療行為に対しての世界共通のコードであり、標準化されたコードを持つことで統計が取りやすくなり、医療の発展に貢献できるようになります。

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当学園は全国9校に診療情報管理士科を設置し、設置以降一度も撤退することなく、診療情報管理士の高い合格率を維持しています。
そういった実績もあり、この度日本病院会から機会をいただき、専門学校で唯一の研究参加校となりました。

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●指導者について

研究代表者:学校法人 聖マリアンナ医科大学 病院経営管理室 室長・小児外科 病院教授 川瀬弘一様  
分担研究者:社会医療法人 医仁会 中村記念病院 副院長・頭蓋底外科センター長 瀬尾善宣様 
研究協力者:日本診療情報管理学会 特別顧問 横堀由喜子様

 

【本件に関するお問い合わせ先】
東京医療秘書福祉専門学校
古澤 弘江
Tel:03-3814-6936
Mail:furusawa-hiroe@sanko.ac.jp