IT・Webのお仕事

WEBエンジニアになるには?必要なこととは

Webエンジニアとは

WebサイトやWebアプリケーションなどで使われるシステムの設計、開発、運用・保守を行うエンジニアが、Webエンジニアです。専門分野によって、サイトを閲覧したりアプリを使用する人が触れる部分に関わる「フロントエンドエンジニア」と、サーバーのシステムを整え、快適に閲覧したりアプリを使える土台を作る「バックエンドエンジニア(またはサーバーサイドエンジニア)」「インフラエンジニア」に分かれています。どれも、私たちの生活に役に立つWebサイトの制作に深く関わっている、という点では共通しています。


Webエンジニアの仕事内容

ECサイトをはじめとするWebサイトやWebシステム、アプリケーション開発におけるプログラミングやコーディングを行なうのが、Webエンジニアの主な仕事です。Webディレクターが作成したり、お客様から提供された仕様書に沿って、システムを作っていきます。

また、Webサイトやシステム、アプリなどを公開した後の運用・保守も大切な仕事です。エラーが発生していないかを常に監視し、より多くの人に見てもらう工夫をしたり、快適に使用できるように日々改善を図っています。


Webエンジニアの1日

Web業界では夜が遅くなりがちなため、朝も遅い会社が多い傾向にあります。さらに自由な社風の会社も多く、そもそも出社時間が決まっていないこともあります。

10時頃に出社したらまず、メールのチェックを行ないます。その後、手掛けているシステムの更新がないかをチェックします。チームでプロジェクトを動かしており、別のエンジニアが夜にコードを追加している可能性があるためです。

11時から朝礼に参加し、情報共有を行います。続けてチームメンバーとミーティングをして、さらに細かい情報を共有し合います。12時のお昼休憩を挟んで13時からは開発に着手。黙々と作業に没頭し、あっという間に夕方になりました。メンバーやお客様から問い合わせが入ればその都度対応を行ないます。19時に残務処理を片付け、退社します。プロジェクトが佳境に入れば残業をすることもあります。


Webエンジニアの職場

Web制作会社などに所属して自社内で働くパターンと、Webサイトやサービス作成の依頼主であるお客様先に常駐して働くパターンがあります。前者は安定した環境で働けますし、後者は広い人脈を築くことができます。どちらの環境であっても、それぞれにメリットがあります。最近では自宅で開発を行なうリモートワークも増えてきました。また、経験とスキルを得ることでフリーランスという選択肢もあります。


Webエンジニアになるには

Webエンジニアとして働くために必要な資格はありません。しかし求められるスキルは幅広く、これらを習得することが求められます。

まず、Webサイトを構築するHTMLとCSS、JavaScriptのコーディングスキルは必須と言えるでしょう。それだけでなく、情報を管理する「データベース」を扱う知識、情報漏洩を防ぐセキュリティに関する知識、Web業界では特に重要とされ、サイト構築の基礎となる「LAMP環境」の知識など多岐にわたります。これらを習得することで、Webエンジニアとしてお客様からの期待に応えられる活躍ができるのです。


Webエンジニアの給料・年収

平均年収はおよそ500万円ほどですが、上記のコーディングスキルや知識、LAMP環境に関する経験などを積んで幅広いプロジェクトに対応できる人材となることで、大きく収入を上げることができます。


Webエンジニアに必要な資格

Webエンジニアになるための必須資格はありません。しかし、自分のスキルを証明したり、実務経験が少ない場合にカバーする意味で資格を活用することが可能です。ここでは、Webエンジニアとして活躍する場合におすすめできる資格をご紹介します。

まずはITの基礎知識を問う国家資格「ITパスポート試験」と「基本情報技術者試験」です。最も基礎的なレベルであり、最低限のスキルを証明する資格となっています。ワンランク上の「応用情報処理技術者試験」、Web制作でよく用いられる言語に関する「HTML5プロフェッショナル認定試験」「Javaプログラミング能力認定試験」「PHP技術者認定試験」「Ruby技術者認定試験」などの取得を目指して勉強をすることで、仕事にも役立つ知識を得ることができるでしょう。


Webエンジニアのやりがいと魅力

最も大きなやりがいは、自分のアイデアが形になり、人の役に立つのを間近で見られることです。ものづくりが好きな人にとっては、プロジェクトが完遂した瞬間に達成感を味わえるはずです。また、スキルが身につくこと、自由に働き方を選べることが多いなど多くの魅力があります。経験を積むことで、自ら新しいサービスの企画を考えカタチにするといった、この仕事ならではのやりがいを得るチャンスが生まれるでしょう。


Webエンジニアに向いている人とは?

Webエンジニアの仕事は、一人ではできません。Webディレクターやデザイナーなど他のスタッフと協力しながらプロジェクトを進めていきます。さらにお客様への説明をする場面も多いため、コミュニケーション能力を持つ人が活躍できる仕事と言えます。

また、新しい技術が常に生まれる業界であるため、日頃から勉強し続ける姿勢を持っている人が向いているとも言えそうです。

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