IT・Webのお仕事

WEBエンジニアに資格は必要?

WEBエンジニアにおすすめの資格

WEBエンジニアは、WEBコンテンツやスマートフォンアプリの企画から運用まで幅広い業務を行います。資格がないとWEBエンジニアの仕事がまったくできないわけではありませんが、資格を持つことで価値を高められます。

AIやビッグデータ、経営戦略、マーケティングなど、幅広い基礎知識を問う「ITパスポート」という資格の勉強に取り組むことで、ITを正しく理解し、業務において効果的にITを活用できるチカラが身につくでしょう。試験はストラテジー系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジー系(IT技術)の3分野で構成され、1,000点満点で600点以上が合格基準。合格率は年によって差はあるものの平均50%前後、社会人が60%前後で、学生が40%前後です。(出典:独立行政法人情報処理推進機構「情報処理技能者試験統計資料」)

「基本情報技術者試験」は、IT業界の登竜門的な試験として世間の認知度が高く、エンジニアとしての基本的な知識が問われます。大学や専門学校などの各種教育機関で「基本情報技術者試験」の取得がカリキュラムに組み込まれるケースもあります。就職活動でのアピールポイントにもなるでしょう。午前の試験はストラテジー系、マネジメント系、テクノロジー系で構成され、続く午後の試験はプログラミングに関する知識が問われる内容となっていて、午前の試験の応用編といえます。「ITパスポート」より難易度は高く、合格率は20%から30%前後です。(出典:独立行政法人情報処理推進機構「情報処理技能者試験統計資料」)

その他にも、Java SEのスキルを認定する「オラクル認定Javaプログラマ」や、高水準のシステム開発能力を認定する「Ruby技術者認定試験」などがあり、これらをうまく活用することでスキルアップにつながります。


WEBエンジニアに向いている人

WEB業界は人材が足りていない業界と言われています。ニーズがあるのにも関わらず、テクノロジーの急速な発展により、それに応えられる人材が足りていないのが現状です。他の業界に比べると技術の移り変わりが激しいので、数年前まで当たり前だった技術が過去のものになることがよく起こります。したがって、常に新しい技術や情報をキャッチできる方が向いているといえるでしょう。また、WEBエンジニアという職業はものづくりの仕事であるので、自分の手で生み出したもので世の中に貢献したいという思いがある方も向いています。一人で最初から最後まで完結する仕事はありません。チームワークを大切にしたコミュニケーションを取る能力も求められます。


WEBエンジニアの仕事内容

WEBエンジニアはディレクターの指示で動いたり、デザイナーがつくり上げたデザインに従ってコードを書いたり、デザイナーやディレクターなどさまざまな役割を持つスタッフと連携を取りながら、より良いサイトやサービスを構築し、運用や保守する役割を担います。まずはクライアントへのヒアリングからスタートし、どんなサービスやシステムを求めているのかを確認します。それをどのように実現するかを考え、予算や納期をもとに企画立案。企画した内容をもとに実際にプログラミング及びコーディングを行います。開発が完了しても仕事は終わりではありません。不具合が発生しないかなどを監視しつつ、実際に異常があった際には対応します。継続してサービスを提供する上では運用業務や保守業務が大事です。


WEBエンジニアの種類

WEBエンジニアは、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニア、インフラエンジニアの3つに大別できます。フロントエンドエンジニアは開発のフロント部分、つまりユーザーから見えるブラウザ部分を手掛けるエンジニアです。WEBサイトに動きを持たせるようなプログラミングを行なうことが役割となります。バックエンドエンジニアは、ユーザーからは直接見えにくい部分、サーバー構築やデータベースの情報管理システムなどの開発を行います。インフラエンジニアは文字通り、WEBのインフラ部分を担当して日々運用し、万が一不具合やトラブルがあった際の対応も行います。


WEBエンジニアにおすすめのプログラム言語

プログラミング言語とは、プログラムを書くための言葉であり、コンピュータを動かすための言語でもあります。WEBエンジニアの業務内容は多岐にわたり、使われる言語の種類もそれに応じてたくさんあります。フロントエンジニアにおすすめの言語は、Webサイトの基盤をつくる「HTML」、デザインを表現する「CSS」、Webサイトに動きをつける「JavaScript」が挙げられます。バックエンドエンジニアにおすすめの言語は、WEBサービスやWEBアプリ開発に使用され世界中で人気の「PHP」、日本で開発されたプログラミング言語ではじめて国際規格に認証された「Ruby」、システム開発やWEB開発、アプリケーション開発など多岐にわたる用途で利用されている「Java」などが挙げられます。インフラエンジニアにおすすめの言語は、サーバー管理などで使われる場面の多い、OSに命令を下す「Shell」、Windowsのコンピューターの制御を行なうことのできる「PowerShell」、サーバーの自動化に力を発揮する「Python」、バックエンドエンジニアも扱う「Ruby」「Java」があります。 どのエンジニアになるかによって、覚えておきたい言語は異なります。ただそれぞれにおすすめとして挙げた言語は、どれも覚えておいて損はない言語といえます。

「WEBエンジニアになるには?必要なこととは」の記事を読む 「WEBエンジニアの仕事内容についてわかる!」の記事を読む