IT・Webのお仕事

WEBエンジニアの仕事内容についてわかる!

WEBエンジニアとは

昨今は老若男女問わず多くの人が、日常的にインターネットを使用して情報収集や、ネットショッピングをするようになりました。その際に、パソコンやスマートフォンなどを通して、アプリケーションを使用していますが、このアプリケーションの開発や設計、運用管理などをトータルにカバーする職業がWEBエンジニアです。便利で豊かな現代社会の生活を支えている職業、と言えるでしょう。


WEB業界の特徴

WEBを介して世の中が便利になるサービスを提供し、対価をもらうというビジネスを行っている業界です。インターネットが世界的に普及したのは1990年代後半以降と歴史が浅いことから、若い人材が多い傾向にあるのも特徴の一つです。また、コロナの影響によりWEBを通して物品を購入する人が増加し、多くの企業が生産性向上を目指してDX化を進めるなどWeb業界への需要は増すばかりで、今後も発展が見込める業界といえます。


WEBエンジニアの仕事内容

主な仕事内容は、WEB上で提供されるシステムに特化したプログラミングを行うことです。ショッピングサイトやメールアプリ、ネットバンキングなど、WEBエンジニアが携わるシステムは多岐にわたります。オリエンテーションと呼ばれるクライアントへのヒアリングから始まり、企画を立て、プログラミングを開発し、テストを経て実装、サービスオープン後は運用・保守を行うというのが主な仕事の流れです。


WEBエンジニアの働き方

WEB系企業の社員もしくは派遣、常駐フリーランスとして働くケースと、在宅フリーランスとして働くケースに分けられます。オフィスに出社しなければ仕事ができないという場合もありますが、パソコン一つあれば作業ができるため、他の業界に比べると働く場所や時間の融通が利くことも多いのが特徴です。近年ではコロナの影響によってオンラインの打合せや在宅勤務が増え、この傾向は強まっているようです。服装や髪型の制約も少なく、普段はラフな格好をして働いている人が多いのも特徴の一つです。クライアントとの打合せの場など、場面によってはフォーマルな見た目が求められることもあります。


WEBエンジニアに必要なスキル

専門的なスキルとして習得しておきたいのが、プログラミング言語です。WEBページの基礎をつくる「HTML」や、WEBサービスやWEBアプリ開発に使用され世界中で人気の「PHP」などの言語スキルがポピュラーなものとして挙げられるでしょう。

さらには「SEO」と呼ばれる検索エンジン最適化に関する知識を身につけておくと活かせる場面が多そうです。ユーザーが検索した時に自社のサービスやホームページを上位表示させる「SEO対策」を正しく行うことは、顧客獲得のための重要な施策としてますます重要視されています。

その他にも、パソコンやモバイルなどのデバイスに最適化されたWEBページを閲覧できるようにする為の「レスポンシブデザイン」に関するスキル、ウイルス感染やサイバー攻撃から守るためのセキュリティの知見なども挙げられます。

また専門的なスキルというわけではありませんが、クライアントはもちろん、WEBディレクターやWEBデザイナーなど、協力し合いながら仕事をするので、コミュニケーション能力も重要です。地道に技術的な作業を黙々と続ける能力と、周りとコミュニケーションをとりながら作業を進める能力が求められます。


WEBエンジニアに必要な資格

登竜門的な資格として、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」が挙げられます。さらには、「基本情報技術者試験」の上位資格にあたる「応用情報技術者試験」、PHPプログラミングに関する能力が問われる「PHP技術者認定試験」など、その他にもいくつか取得して有利になる資格があります。実務の能力が求められるWEBエンジニアにとって、資格取得は必須ではありませんが、能力を客観的に示すことができるので、資格保有はアピールするのに大きな武器の一つになるでしょう。


WEBエンジニアの給料・年収

WEBエンジニアの平均年収は約520万円です。経験や仕事内容により差があるものの、他の職種より高い傾向にあるでしょう。(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」を元に作成)企業の中で出世することでもちろん給与アップが図れますが、転職したり、独立したりすることで高収入を得られるケースもあります。いずれにせよ、WEBエンジニアとしてのスキルアップが欠かせません。


WEBエンジニアのやりがい

最大のやりがいは、自分が出したアイデアが目に見える形で実現できた時に味わえるものづくりの楽しさにあります。自分が作成に携わったシステムやアプリケーションは、多くの人が利用します。ゲームで人を楽しませたり、便利なシステムによって喜ばれたりするなど、制作したものが評価される喜びも味わえます。

また、幅広い業務を経験できることもメリットです。歴史がまだ浅い業界のせいか、分業の垣根が低いケースが多いようです。例えば、設計やコーディングといった技術的な仕事だけではなく、マーケティングといった業務を経験できる可能性もあります。幅広い経験やスキルを身に付けることで、世の中に役立てることができるというやりがいを味わうことができるでしょう。

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