
ヘアスタイリストに資格は必要?美容師資格とは
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【目次】
ヘアスタイリストになるには美容師資格が必須!
実際にヘアスタイリストとして仕事を始めるためには、法律の定めにより美容師の国家資格を持つ必要があります。
実際美容師の資格を持たない人でも、ヘアサロンなどで仕事をすることはできます。しかし、お客様に接して行える業務は、ヘアスタイリストのなかでもアシスタントに限定されてしまいます。
ヘアスタイリストになるには美容師資格が必須!
ヘアスタイリストとして働くためには、美容師の国家試験を受講し合格する必要があります。
この美容師試験の受験資格のなかには「美容師養成施設を卒業していること」という項目があります。そのため高校や中学を卒業したあとに専門学校などの、美容師養成施設へ通い資格を取得するための経験や知識、技術を身につけるのが一般的です。
それ以外の方法として、ヘアサロンなどに就職をしてアシスタントとして技術を学びながら、通信制の美容師養成施設の過程を修了することで国家試験の受講資格を整え、国家試験を受けるという方法もあります。
美容師資格を取得するには
気になる美容師試験の内容ですが、基本的な知識の確認のための筆記試験があります。これは、美容師養成施設などの授業をしっかりとこなしていて、過去問題などをこなしておけばあまり難しくはありません。
筆記試験以外に技術試験がありますが、これは実際にマネキンの髪を切ったり巻いたりしながら、ヘアスタイリストとして必要な技術が備わっているのかをチェックされます。
日頃の練習の成果を問われる試験ですが、普段通りの力を発揮できれば難しい試験ではありません。
美容師の国家試験は年2回、2月と8月にあります。
2月の試験は新卒者の受験が多く、80%~90%台の合格率ですが、8月の国家試験は50%~60%台の合格率で毎年推移しています。
ヘアスタイリストとしての技術を身につけるには
資格を持っているからと言っても、あくまでもスタート地点に一人前のヘアスタイリストになったとは言えません。先輩ヘアスタイリストの技術を学び、実際に経験を積みながら少しずつ自分自身の技術を身につけていかなくてはいけません。そのためにも、必要な技術をあらかじめ総合的に見つけられるよう、専門学校で学ぶ意義が大きいと言えます。シャンプーや基本的なカットと言ったような、基本的なことから少しずつ経験を積んでいくことで、現場に出てから自分のスタイルを作るのに役立ちます。
ヘアスタイリストはトレンドや新しい技術に常について行かなければなりません。そのため、美容師の資格取得後も技術の向上に努めていかなければなりません。そのため、ヘアスタイリストとして活躍していても、最新の情報に興味をもつ好奇心や、手先の器用さ、創造性などが求められます。
その他ヘアスタイリストに関連する主な資格
実際に働くヘアサロンの業務形態にもよりますが、最近ではヘアスタイリングだけでなく、メイクやネイルといったものと合わせて、トータルで美しさを提供していくサロンが増えています。
そのため美容師の資格以外にも、ネイルやメイクといったように、ヘア以外の美しさを提供することができる技術や資格を持っていると、仕事だけでなく転職の際にも有利に役立ちます。
・日本化粧品検定
日本化粧品検定協会(JCLA)が年2回実施しています。美容従事者だけでなく、美容に興味のある方、キレイになりたい方なら誰でも受験できます。化粧品や美容に関する知識について問われ、美容を語れる人、コスメ活用法を提案する専門家を目指すのに役立ちます。
・JNAネイル検定
日本ネイリスト協会(JNA)が年4回実施しています。ネイルに関する正しい知識や技術を問う試験で、筆記と実技があります。
・サービス接遇検定
実務技能検定協会が年2回実施しています。接客マナーに関する知識を問う試験で、サービスに対する心構えやお客様の気持ち理解してどう応対するか、言葉遣い、立ち居振る舞いなどが問われます。2、3級はマークシートと記述式の筆記試験ですが、上位資格である準1級、1級では面接があります。