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美容師に資格は必要?美容師免許とは

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美容師になるには美容師免許が必須!

美容師とは、美容院やヘアサロンで髪を切ったり、パーマをかけたりする技術者のことを指します。美容師に憧れを抱いて「美容師になりたい」と思っても、すぐになれるわけではありません。美容師として仕事するには、国家資格である「美容師免許」の取得が必須となります。

美容師免許の取得に年齢制限はなく、何歳でも免許の取得はできます。しかし条件として、「美容学校を卒業していること」が挙げられており、誰でも試験が受けられるわけではありません。

ちなみに学歴も関係なく、中卒でも美容師を目指すことは可能です。しかし美容学校や専門学校では、受験資格に「高卒以上」を掲げているところがほとんどなので、高卒の資格はできるだけとる必要があるでしょう。そのため、高校卒業が18歳、専門学校での学習が2年間となり、20歳での取得が目安となります。


美容師免許を取得するには

美容師免許を取得したいときは、厚生労働省が指定している美容学校に通わなければなりません。指定の美容学校を修了すると、美容師免許の受験資格が得られます。ちなみに美容学校には、「昼間課程」「夜間課程」「通信課程」の3種類が存在しています。

昼間課程は、昼間の時間帯に授業を受けて美容師免許の取得を目指す課程。期間は2年間なので、比較的はやく卒業できるのが大きな特徴として挙げられます。

夜間課程は、おもに19時〜23時にかけて授業を行う課程のことです。昼間は仕事をしながらでも、美容師免許が取得できるのがポイントです。夜間課程の期間も、昼間課程と同じく2年です。

一方通信課程は、通信でレポートを出したり授業を行ったりする課程のことです。自由に勉強できるのが大きな特徴ですが、思わずサボってしまう可能性もあるので注意しなければなりません。また実習もないので、技術を身につけにくいのもデメリットとして挙げられます。


美容師免許国家試験の合格は難しい?

美容師国家試験は毎年2月と8月に実施されており、「筆記試験」「実技試験」のそれぞれの合格基準を満たせば合格となります。合格率は2月実施の試験では80%~90%台、8月実施の試験では50%~60%台で推移しています。

筆記試験内容

  • 関係法規・制度
  • 衛生管理(公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術)
  • 美容保健(人体の構造及び機能、皮膚科学)
  • 美容の物理・科学
  • 美容理論

筆記試験における合格基準は、

  • 50問中6割以上の正答率
  • いずれの課目においても無得点がないこと

となっています。

一方実技試験では、カッティングやセッティングなどの「美容の基礎的技術」、「衛生上の取り扱い」の2種類の試験を受けなければなりません。

美容の基礎的技術の詳細

  • カッティング:20分間で設定された条件の下で髪のカットを行います。
  • セッティング:25分間で指定の条件を満たす髪のセットを行います。

実技試験の合格条件は

  • 美容の基礎的技術でカッティングの減点が40点以下、セッティングの減点が50点以下であること。
  • 衛生上の取り扱い試験における減点が30点以下であること

となっています。


美容師免許を生かせる仕事とは

美容師免許を生かした仕事には、美容師やヘアメイクアーティストの他に、アイリストやアイブロウリストがあります。

アイリストは、まつげエクステンション(まつエク)やまつ毛パーマなどの施術を行います。アイブロウリストはハサミやシェーバー、ワックス脱毛によって眉毛を整えます。どちらも美容師免許が必須になります。比較的新しい職業ですが、専門サロンが増えつつあり、日常的に利用する女性が増えています。

美容師のようにシャンプーなどによる手荒れの心配がないことや、立ち仕事ではないことから人気の高い職業となっています。


その他美容師に関連する主な資格

美容師国家試験と一緒に関連する資格もさまざまです。ここでは、美容師国家試験のほかにあると便利な資格についてご紹介します。

管理美容師

将来的に美容師として独立したいときに必要となる資格です。美容師法では、「2名以上が働く美容室においては管理美容師資格取得者を1人以上置かなければならない」と定められているので注意してください。

色彩検定

美容師として、より提案力を強めたいときにおすすめしたい資格です。お客さんが着ている服とヘアカラーのコーディネートに活かせるでしょう。色に関する知識や技能を、論理的に身につけたい人にもおすすめです。

ネイリスト

近年は髪だけでなく、「トータルビューティー」により力を入れる美容師も増えてきました。ネイルの知識をつけておけば、美容師として活動できる幅もより広がるでしょう。

着付け技能士

成人式や結婚式など、着物を着る機会はさまざまでも、自分で着られる人は少ないです。成人式の日では着付けをしてほしい新成人も多く、着付け技能士の資格を取得しておけば、より重宝されるでしょう。ちなみに着付け技能士は、レベルに応じて1級と2級が存在しています。

ビューティー・コーディネーター

ビューティー・コーディネーターとは、美のコーディネートをお手伝いする人のことを指しており、お客さんとスタイリストをつなぐ存在です。カウンセリングができればお客さんの満足度アップにつながり、美容師としての市場価値も上がりやすいでしょう。


美容師のよくある質問

美容師の仕事内容とは?

美容師の主な仕事は、美容室に来店されたお客様の髪の毛のカット、セット、カラーリング、パーマなど、髪の毛のお手入れ全般を行うことです。
詳しくは「美容師の仕事内容とは」ページを参照ください。

美容師になるには?

美容師として活躍するためには、国家資格である美容師免許を取得する必要があります。受験資格が与えられるのは、厚生労働省指定の美容師養成施設で、課程を修了した人だけです。
詳しくは「美容師になるには」ページを参照ください。

美容師の給料・年収はどれくらい?

初任給の月収は19万円前後となります。
詳しくは「美容師の給料・年収はどれくらい」ページを参照ください。

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