ウェディングプランナーの現状
ウェディングプランナーは、結婚式をプロデュースするという大切な役目を担う職業です。現在、ウェディングプランナーは以下のような状況に置かれています。
- 結婚式の数は減っている
- 結婚式の種類は多様化している
ブライダルの市場規模は小さくなっていますが、結婚式の形式が多様化しているため、ウェディングプランナーには将来性があるといえます。以下で詳しく解説していきます。
結婚式の数は減っている
長期的に見ると、結婚式の数は徐々に減少しています。以下のグラフでは結婚式場業の取扱件数の動きを示したものです(※1)。

結婚式の減少の原因としては、日本全体の少子高齢化や未婚率の増加、コロナ禍による外出自粛の影響などが考えられます。また、金銭面の負担が大きいことや参列者一人ひとりへの配慮も必要なことから、結婚式を行わないカップルが増えていることもあるでしょう。
加えて、結婚式場業の減少に伴って、従業員の数も低下しています。経済産業省のデータによると、ウェディングプランナーをはじめとした従業員は2015年から2024年にかけて21%減少(※2)しており、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大によって激減したスタッフの数が十分に回復していない状況になっています。
結婚式の種類は多様化している
一方で、結婚式の形式は多様化しています。具体的には、親族を中心とした数十人程度のゲストを招く小規模な結婚式や、ハワイをはじめとするリゾート地で行われるリゾートウェディングなど、結婚式の規模や開催地などさまざまな側面で変化が起きています。
ウェディングプランナーの将来性がある理由
ブライダル業界の変化が続くなかでは、ニーズの多様化に対応できるウェディングプランナーが求められています。また、ウェディングプランナー自体のキャリアの選択肢が広がってるため、需要は十分にあるといえます。
ウェディングプランナーの将来性があるという具体的な理由は以下の通りです。
- さまざまな結婚式に対応できるウェディングプランナーが求められている
- AIに業務を奪われる心配が少ない
- さまざまなキャリアプランが考えられる
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

さまざまな結婚式に対応できるウェディングプランナーが求められている
カップルによって求める結婚式の形が大きく異なる今、新郎新婦にとって理想の結婚式を計画・提案できるウェディングプランナーの需要が高まっています。
以下は、主な結婚式の形式と概要をまとめた一覧表です。
| 結婚式の形式 | 概要 |
|---|---|
| リゾートウェディング | ハワイや沖縄など、離れたリゾートで行う結婚式 |
| 少人数ウェディング | 家族や親しい友人など、数十人以下で行う結婚式 |
| ファミリーウェディング | 既に子どもがいる夫婦が、子どもと一緒に行う結婚式 |
| ナイトウェディング | 夕方から夜にかけて行う結婚式 |
さらに、これから新しい結婚式の形ができたときにも、前例にとらわれず柔軟な対応ができるような人材が求められると予想されます。
AIに奪われる心配が少ない
型通りの作業を繰り返すような仕事はAIに置き換えられることが予想される一方で、ウェディングプランナーはそれぞれの顧客の状況や要望に応じて臨機応変な対応が求められるため、AIに奪われにくい職業といえます。つまり、急速に技術が発展している現代においてもウェディングプランナーは時代の波にのまれにくいでしょう。
さまざまなキャリアプランが考えられる
一口にウェディングプランナーといっても、さまざまなキャリアプランが考えられます。たとえば、ウェディングプランナーのスペシャリストとして現場経験を積み続けたり、入社した企業で管理職に就いてより多くの面から結婚式を支えたりすることも可能です。また、ウェディングプランナーの経験を生かし、ブライダル業界のほかの業種への転職やフリーランスのウェディングプランナーとして独立することも選択肢の1つです。
将来性のあるウェディングプランナーに必要な能力
結婚式が減っていくなかでウェディングプランナーが長く働くためには、柔軟性や発想力、語学力などを身に付け、顧客のさまざまな期待に応えられるようにしておくことが重要です。ここからは、将来性のあるウェディングプランナーになるために求められる能力を解説していきます。
具体的な能力については、以下のようなものが挙げられます。
- 最新のトレンドや技術を取り入れる力
- 高いプランニング力
- 語学力

最新のトレンドや技術を取り入れる力
形式や流行の移り変わりが激しいブライダル業界では、最新の流行を把握したうえで、提案できる結婚式の形を増やしていくことが求められます。また結婚式の形だけでなく、SNSを活用したブランディングや、PC・タブレット端末などデジタルデバイスを活用して効率的に仕事をこなす能力も必要になるでしょう。
高いプランニング力
高いプランニング力とは、分かりやすくいうと顧客の要望に合わせたオリジナルの結婚式を計画・提案できる能力のことです。たとえば、結婚式が多様化していくなかで、顧客によってコストを抑えたかったり特別な演出を行いたかったりと、さまざまな要望があります。そこで、顧客にとって理想的な、さらにいえば顧客の想定を超えるような結婚式を提案することが求められます。
語学力
ウェディングプランナーに語学力は必須ではありませんが、英語や中国語、韓国語などの外国語を話せる人材であればほかと差別化でき、重宝されるでしょう。さらに近年、インバウンドの増加や日本文化への関心から結婚式を日本で行う外国人が増えており、外国語を話せる人材の需要は高まっています。
よくある質問
ここからは、ウェディングプランナーになることを考えている人に向けて、よくある質問について解説します。

ウェディングプランナーは大変?
ウェディングプランナーの仕事は「大変」といわれることもあります。具体的には、以下のような理由が挙げられます。
- 責任が大きい
- 休日に休みが取りにくい
- 長時間労働が多い
ただし、華やかな職場で働けることや、お客さまの人生の大切な瞬間に携われて直接感謝の言葉を聞けることなど、ウェディングプランナーにはやりがいを感じられる瞬間も多くあります。ウェディングプランナーが大変そうで不安な方は、専門学校のオープンキャンパスで実際に話を聞いてみるとよいでしょう。
男性でもウェディングプランナーになれる?
ウェディングプランナーというと女性のイメージが強いという人もいるかもしれませんが、男性でもウェディングプランナーになれます。特に、力仕事や新郎の要望に応える演出では、男性の活躍の場が多いでしょう。
ブライダル業界にはほかにどんな業種がある?
ブライダル業界には、ウェディングプランナー以外にも、ドレスコーディネーターや調理スタッフなど結婚式のさまざまな側面に携わる業種があります。どれも華やかでやりがいのある仕事ですが、仕事内容や求められる能力は異なるので、自分に合った職種を選びましょう。
ウェディングプランナーになるには?
ウェディングプランナーになるのに必須の資格はありません。高卒でなれることもありますが、専門学校や大学で勉強して専門知識を身に付けたり、ブライダルにかかわる資格を取得したりしてから結婚式場やホテルに就職することが一般的です。特に、専門学校ではウェディングプランナーとしての就職に向けたカリキュラムが用意されており、卒業生とのつながりも多いため、ウェディングプランナーを目指す高校生の方は専門学校への入学がおすすめです。
三幸学園は全国11の都市にブライダルの専門学校を開校しており、就職に有利な資格の取得もサポートしています。また、ウェディングプランナー以外にも、ブライダルヘアメイクやドレススタイリストなど、ホテルやブライダルにかかわる幅広い仕事を目指せることも魅力の1つです。オープンキャンパスや個別相談会を行っているので、ウェディングプランナーに少しでも興味のある方は、ぜひご参加ください。
【オープンキャンパスについて】 【三幸学園の学科・コースの詳細について】※1出典:経済産業省「結婚式場業の動向~コロナ禍を経た変化とは?~」
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20250418hitokoto.html
(最終確認:2026年1月5日)
※2出典:経済産業省「省力化投資促進プラン」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/shouryokukatousi/04-2.pdf
(最終確認:2026年1月5日)





