
フィットネスインストラクターになるには?必要なこととは
【目次】
1.フィットネスインストラクターとは
フィットネスインストラクターは、インストラクターの中でも特にお客様の健康促進や体力づくりを目指した指導を行う仕事です。最近の健康志向の高まりから、需要が増えている仕事の一つです。フィットネスクラブでのグループレッスンやエクササイズが主な指導方法ですが、中には個別レッスンを中心に行うインストラクターもいます。
2.フィットネスインストラクターの仕事内容
フィットネスクラブに置かれたエクササイズマシンの使用方法をレクチャーしたり、お客様に合わせたトレーニングメニューを考案するのが主な仕事です。また、さまざまなレベルのレッスンを開設し、エアロビクスやダンスエクササイズなどをレクチャーするのがフィットネスインストラクターならではの仕事の一つです。
忘れてはいけないのが、接客や入会の手続き、エクササイズマシンの整備、点検、館内の清掃などのレッスン以外の業務で、これらも大切な仕事となります。
3.フィットネスインストラクターの一日の流れ
所属するフィットネスクラブやジムに出勤したら、まずは清掃を行い、お客様を迎える準備をします。営業時間になれば、来店されたお客様の対応を行い、必要に応じて入会手続きや施設の案内まで行います。受け持っているレッスンの時間になれば5名から40名程度のお客様の前でエクササイズのレクチャーを行います。エアロビクスやダンスエクササイズだけでなく、最近では格闘技の動きを取り入れたエクササイズなど、新しいものも生み出されています。マシンの前で困っているお客様がいれば声がけを行うなど、臨機応変な対応が求められます。
また、清掃なども行いながら接客をし、決められたシフトに応じて退勤となります。
4.フィットネスインストラクターの職場
フィットネスクラブがフィットネスインストラクターの主な職場です。一般的にフィットネスクラブとは、スポーツジムにあるようなエクササイズマシンに加えて、プールやスタジオなどが備えられた複合施設を指します。ここでお客様に対してマシンの説明をしたり、お客様の希望に合わせたメニューを考案します。
5.フィットネスインストラクターになるには
フィットネスインストラクターになるために特別な資格は必要ありません。専門学校などで身体機能に関して学ぶという方法もありますし、フィットネスクラブに就職して働きながら知識とスキルを身につけていく、という方法もあります。
6.フィットネスインストラクターの給与・年収
フィットネスインストラクターの平均年収は380万円程度となっています(厚生労働省発表資料より)。しかし、インストラクターとして人気を集めることができれば、給与はそれだけ上がります。フリーランスのインストラクターとして、指導だけでなく独自プログラム開発やトレーナーの育成を手掛け、年収1,000万円を超える人もいます。
7.フィットネスインストラクターに必要な資格
必要とされる資格はありませんが、就職に役立つ資格ならあります。
まずはJATI-ATI(日本トレーニング指導者協会 トレーニング指導者)という資格です。トレーニング指導者として必要な知識とスキルを持っている証明になります。他にも日本スポーツ協会の発行する公認スポーツ指導者という資格を持っていても、同じように知識とスキルの証明ができます。
8.フィットネスインストラクターのやりがいと魅力
基本的にはお客様と会話をしながら指導を行う仕事です。また多人数のレッスンを行うことも多いのが特徴です。そのため、人と話すことが好きな人にも向いている職業です。また、体を動かすことが好きな人も、仕事そのものにやりがいを感じられるはずです。