
ダイビングインストラクターの仕事内容についてわかる!
【目次】
1.ダイビングインストラクターとは
スキューバダイビングのライセンスを取得する人に向けた指導を行ったり、スキューバダイビング体験をする人にガイドを行ったりする仕事がダイビングインストラクターです。
2.ダイビングインストラクターの仕事内容
大きく分けると3つの仕事があります。
1つ目は、ダイビングのライセンスを取りたい人に対する指導です。4日程度のライセンス取得のための講習会を開き、まずは座学で基礎知識を学んでもらいます。次にプールで実習を行い、安全な環境で機材に慣れてもらいます。そして実際の海で実習を行い、最後に認定試験を実施し、基準をクリアした人にライセンスを認定する…というところまでがダイビングインストラクターの行う仕事です。
2つ目は、ダイビングのガイドです。ライセンスを持たない一般の人はもちろん、ライセンスを持っているダイバーに対してもダイビングスポットを案内します。
3つ目は、店舗運営業務。ダイビングインストラクターの多くはダイビングショップに所属します。ダイビングショップの多くは小規模な店舗が多く、ダイビングインストラクターも接客を行うことが多いのです。
3.ダイビングインストラクターの一日の流れ
ダイビングの体験を希望するお客様がダイビングショップに来る日の朝、まずは天候や潮の流れをチェックし、安全にダイビングができるかどうかを判断します。危険と判断すれば当然ダイビングをすることはありません。安全にダイビングができる環境だった場合、使用する機材やボートのチェックを入念に行います。そして来店されたお客様をお迎えし、ダイビングスポットまで案内します。お客様によってスキルや適性が異なるので、一人ひとりに合わせたサポートを行いながらダイビングを行うことが大切です。ダイビング終了後は、必ず記録を取ります。これはお客様がライセンス取得を目指している場合は必ず必要となる、大切な業務です。最後に機材を整備し、業務終了となります。
4.ダイビングインストラクターの職場
ダイビングインストラクターの多くは、ダイビングスポットに近い場所にあるダイビングショップに所属しています。他にもインストラクターを養成する講師としてダイビングスクールで活躍している人や、フリーランスのダイビングインストラクターとして各地のダイビングスポットで活躍している人もいます。
5.ダイビングインストラクターになるには
ダイビングインストラクターになるには、まずは自分自身がダイバーとして一定以上のスキルを持っていることをライセンスの取得などで証明する必要があります。スキューバダイビングのライセンスを発行している団体は日本国内だけでも30以上あり、それぞれで名称も資格発行の条件も異なります。また、どの団体であってもいきなりインストラクターの試験を受けることはできません。
例えば世界のダイバーの6割がライセンスを取得している「PADI」という認定団体では、「ダイブマスター」と呼ばれる認定を受けてから更に一定以上の経験を積んで、ようやくインストラクターの試験を受けることができます。
また、必須ではありませんが、仕事の幅を広げるために国家資格である「潜水士」の資格をあわせて取得する人もいます。潜水士の資格を持っていると、水中での工事を行うことができます。安定した収入を得たい場合は取得を狙うのも一つの方法です。
6.ダイビングインストラクターの給与・年収
20代の年収平均は300万円未満と、水準としては決して高くはありませんが、所属する企業によっては資格取得支援制度が整えられ、幅広いスキルを得られることもあります。ダイビングや海が好きな人たちが集まる仕事と言えるでしょう。
7.ダイビングインストラクターに必要な資格
必須ではないですが、多くのダイビングインストラクターが持っている資格があります。それがPADIをはじめとするライセンス団体が発行するインストラクターのライセンスです。これを持っていることで、ダイビングに精通したインストラクターとして認められ、就職活動に有利に働きます。
他にも、潜水士の資格やスポーツ指導者の資格をあわせて持っていると安定した収入を得ることができるようになります。
8.ダイビングインストラクターのやりがいと魅力
ダイビングインストラクターを仕事にしている人は全員がダイビング好きな人、といっても過言ではありません。好きなことを仕事にしている充実感、大好きな海といつまでも向き合える楽しさが何よりの魅力ではないでしょうか。また、お客様に海の魅力を伝え、楽しんでもらえたときもやりがいを感じられると言います。
9.ダイビングインストラクターに向いている人とは?
まずは海が好きな人、そしてダイビングを楽しめる人が向いている仕事です。さらにいうと、ダイビングの魅力をもっと多くの人に知ってほしい、と思える人であればピッタリの仕事と言えるでしょう。海が無くならない限りダイビングインストラクターという仕事も無くなることはありません。とはいえダイビングは体力を使う仕事でもあるのも事実です。将来的にはダイビングショップの経営などに進むなど、柔軟にキャリアを考えられる人が向いているかもしれません。