ブライダルコーディネーターの仕事内容についてわかる！
【目次】
1．ブライダルコーディネーターとは
ブライダルコーディネーターとは、結婚式を総合的にコーディネートする仕事です。結婚式の相談に来たお客様の対応からヒアリング、式の内容の決定、契約、そして当日の進行管理や後日のケアまでトータルでお客様をフォローします。ウェディングプランナーとほぼ同じ仕事ですが、式場や企業によっては業務範囲を分けることもあります。
2．ブライダルコーディネーターの仕事内容
結婚式場やホテルに所属し、結婚式を挙げたいと考えているお客様へのヒアリングと提案を行うブライダルコーディネーターですが、最近ではブライダルプロデュース会社に所属する人も多くいます。その理由は、人々の価値観の多様化にあります。結婚式場やホテルだけでなく、ゲストハウスやイベント会場などこれまでにない自由な発想で結婚式を挙げたいと考える人が増えており、その希望に沿った提案ができるブライダルコーディネーターが求められているのです。
ウェディングプランナーとほぼ同じ仕事ですが、企業によっては、見学に訪れたお客様に営業を行い、成約するまでを担当するのがブライダルコーディネーター、成約後のお客様を引き継いで、プランニングから当日の進行管理まで担当するのがウェディングプランナー、と分けることもあります。
3．ブライダルコーディネーターの一日の流れ
打ち合わせ業務が中心の日と、結婚式当日の運営が中心となる日で大きく一日の流れは異なります。
打ち合わせ業務が中心の日では、結婚式を挙げたいと考えているお客様からのお問い合わせに対応し、会話の中でヒアリングをします。そして「ここで式を挙げたい」と思っていただけるように提案を行います。多くの会場ではブライダルフェアと呼ばれるイベントを開催し、会場を案内したり料理の試食会を行いながら、自社の会場の魅力を体感してもらっています。そしてお客様の希望に沿うプラン内容と見積もりを提案し、ご納得いただけたらいよいよ打ち合わせがスタートします。通常、式当日から遡って4ヶ月前に本格的な式の内容の打ち合わせが始まります。平均6回程度の打ち合わせの中で当日のスケジュールからBGMまで詳細を詰めていきます。そして決まったものについては順次発注を行うことも大切な仕事です。
結婚式当日は新郎新婦のお出迎えからスタートします。そして決められたスケジュール通りに式を進められるよう、全体に気を配ります。結婚式中は常にお二人の横に付き、次のプログラムを案内し、不安なく式が進められるようにサポートを行います。そして招待客全員と新郎新婦をお見送りすれば、一つの式に関する業務は終了となります。
4．ブライダルコーディネーターになるには
ブライダルコーディネーターに特定の学歴や資格は必要ありません。しかし、人気の職種であるため、ブライダル系の知識を持っていたり、専門学校や短大・大学の観光学部などでブライダルに関して学んだことのある人が優遇されることがあります。また、学生時代に結婚式場やホテルなどでアルバイトを経験し、接客を学んだ経験も活かせるはずです。
企業によって異なりますが、多くの場合はコミュニケーション能力やホスピタリティを重視して採用されるため、幅広い人と関係を築いたり、さまざまな場所に出かけることも有効だと言えるでしょう。
5．ブライダルコーディネーターの給料・年収
所属する会社により異なりますが、初任給はおよそ月20万円前後、経験を積むと月35万円前後が一般的なブライダルコーディネーターの給与水準です。平均年収ではおよそ400万円前後となるようです。上場企業になると平均年収は450万円とやや上がる傾向にあります。
さらに、新規のお客様との契約数や売上金額に応じて成果報酬が支払われることも。コミュニケーション能力に応じた高い報酬を得ることも可能です。
6．ブライダルコーディネーターに必要な資格
必須の資格はありませんが、全米ブライダルコンサルタント協会（ABC協会）が認定するブライダルプランナー検定1級・2級、日本ブライダル文化振興協会（BIA）が認定するアソシエイトブライダルコーディネーター認定制度の2つは、ブライダルに関する知識を持っている証明となります。持っていると就職に有利となるため、学校によっては在学中に資格取得を目指せるようにサポートを行うところもあります。
7．ブライダルコーディネーターのやりがいと魅力
結婚式に関わる物事のすべてを統括、管理するブライダルコーディネーターだからこそ、責任とプレッシャーもあります。しかしそれ以上に、新郎新婦や親族にとって一生に一度の日を演出し、感謝されるという大きなやりがいを得ることが出来ます。また、営業活動を通じて高いコミュニケーションスキルを得ることも可能です。