ブライダル・ホテル・観光のお仕事

ブライダルコーディネーターの仕事内容 1日の流れは?

ブライダルコーディネーターの仕事内容

新郎新婦の一生に一度の晴れ舞台となる結婚式を、お二人と一緒に作り上げるのがブライダルコーディネーターの仕事です。式場や施設によってはウェディングプランナーと呼ばれることもありますが、その仕事内容はほとんど同じです。ご結婚をされるお二人と打ち合わせを重ね、理想の式を実現に向けて作っていくのがメインのお仕事です。しかしそれだけでなく、営業活動から式当日の進行チェックまで行う幅広い業務を担っています。

ブライダルフェアやお問い合わせなどを通じてお二人の希望を丁寧に伺い、適切なプランをわかりやすく説明します。プランが固まってきたらお二人に見積を提示し、予約(仮契約)をいただきます。それから一定期間内に正式な契約(本契約)を結び、挙式・披露宴までの詳細について打ち合わせを重ねます。決めなければいけないことが本当に多いので、漏れがないように丁寧に確認していくことが大切です。結婚式の進行、演出、装飾の企画・提案、見積書の作成、段取り・手配確認を行い、本番当日を迎えます。

挙式・披露宴当日は、受付のセッティングから衣装小物、美容着付、控室、席札、進行表、引き出物、両家紹介等の確認、司会、カメラマン、神官や牧師等との打ち合せ、ウエディングケーキ、食事、テーブルサービス、介添え・車の手配などに至るまで、約30~40項目にわたる調整と進行管理を行います。挙式・披露宴が終了したら、経費の精算を行い、お二人にお礼と報告を行い、一つの式が完了となります。

準備も気の抜けない大変な仕事ですし、式当日は絶対に失敗が許されないプレッシャーがあります。しかし、人生で一番幸せな一日に関われるというやりがいや達成感、そして感動は、他の仕事では味わえません。


ブライダルコーディネーターの1日のスケジュール

結婚式がある日とない日では、全く一日の過ごし方が変わります。

まずは結婚式のない一日をご紹介します。

9時/出社

出社後、フロアの掃除やミーティングを行います。

ミーティングではお互いのスケジュールを確認し、フォローしやすい体制を整えます。

11時/お客さま対応

お客様から届いた質問のメールや電話に対応します。

また、資料請求など問い合わせいただいたお客様に、資料送付やご案内を行います。

13時30分/休憩

14時30分/打ち合わせ

お客様のお二人と式当日に向けた打ち合わせを進めます。

一組ずつ親身になって対応して、不安な点を解消していきます。

16時/デスクワーク

式進行表の作成や司会者の選定、引き出物の手配など事務作業を行います。

17時/翌日の結婚式の最終確認

明日に控えたお客様の結婚式について、準備に漏れがないか何度も確認し、万全の体制を整えます。

18時/退社

次に、結婚式がある日の流れをご紹介します。当日は「介添え(かいぞえ)」として新郎新婦のお二人を一番近くでサポートするほか、プランニング通りに進めていけるよう全体に気を配り、スタッフを動かしていきます。

7時/出勤

会場入りし、新郎新婦を笑顔で迎えるための準備を整えます。

8時/新郎新婦会場入り

緊張とワクワク感でいっぱいの新郎新婦を笑顔でお迎えし、リラックスしてもらうように努めます。

9時/カップルの着付け開始

カップルが準備を行う間、会場での挙式準備のために各スタッフへ指示を出します。

10時30分/ゲストの受付スタート

受付にてご案内を行います。

11時/挙式のリハーサル開始

タイムスケジュールの微調整などを行いながら、式の開始に向けて最終確認を行います。

11時30分/式開始

ブライダルコーディネーターはお二人のそばに控え、次の動きのご案内をしたり、ドレスの裾を直したりと常にサポートを行います。

同時にトラブルがないか、進行通り進んでいるかをチェックします。

12時/全体集合写真

撮影がスムーズに進むよう、参列者を誘導します。

13時/披露宴開始

サプライズ演出やお色直しなどの際に、トラブルが起こらないか気を配ります。

状況を見て、料理を出すタイミングなどを指示していきます。

15時/披露宴終了

参列者を誘導し、お見送りをします。

カップルや親族への挨拶、会場の片付けなどをして式の業務は終了です。

「ありがとう!」「お願いしてよかった!」などのお言葉をいただけると、疲れはどこかに吹き飛んでしまうはずです。

17時/別の式の打ち合わせ

忙しいときは、別のお客さまとの打ち合わせが入ることもあります。

19時/勤務終了 スタッフ同士で当日の進行で問題がなかったかを確認、事務処理と翌日の準備を行い、退勤します。


ブライダルコーディネーターの働く場所

ブライダルコーディネーターが所属するのは、結婚式場か結婚式の総合サポート企業(ウェディングカウンター等)です。結婚式場で働く場合は、その式場の特徴や強みを理解して新郎新婦のお二人にご説明し、「ここで式を挙げたい!」と思っていただけるかどうかが腕の見せどころです。結婚式の総合サポート企業で働くブライダルコーディネーターは、様々な式場をお二人の希望に合わせて提案することができます。柔軟な提案が可能ですが、その分、各施設の特徴を網羅しておく必要があります。


ブライダルコーディネーターの魅力

「結婚式」という一生に一度の大切な日に関わらせていただけるのが、ブライダルコーディネーターの仕事の最大の魅力です。お二人から式が終わった後に感謝の言葉をいただけると、より大きな満足感と達成感を味わえるはずです。 また、会場が決まってから式当日まで、半年から1年という長い間のお付き合いで信頼関係を築けるという喜びも、魅力の一つです。

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