パン職人の仕事内容や1日の流れについてわかる!
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パン職人の仕事内容や1日の流れについてわかる!

パン職人とは

街のパン屋さんやレストランのベーカリー部門でパンを焼いているのがパン職人です。パン生地の仕込みや成形、焼き作業、接客、販売など幅広い業務を通じて、お客様においしいパンを届けます。


パン職人の仕事内容

最も大切な仕事はもちろん、美味しいパンを焼くことです。種類によって異なるレシピと、自分自身の技術で毎日おいしいパンを提供します。また、お客様に飽きずに食べていただけるように、新しいパンを生み出すことも重要な仕事の1つです。街にはたくさんのパン屋さんがあります。その中からお客様に選んで頂くことは簡単なことではありません。ですが、空いた時間で新作を考案したり、スタッフに試食してもらいながらブラッシュアップするという努力を重ね、お客様の「こんなパンが食べたいな」というニーズに応えることができれば、きっと選ばれるはずです。

働く環境によってはパン作りの工程を他のパン職人と分担したり、逆にパン作りだけでなく接客や販売まで行なったりすることもあります。


パン職人の一日の流れ

勤務するパン屋さんの開店時間によりますが、朝から焼き立てパンを提供するパン屋さんであれば5〜6時に出勤して仕込みをスタートさせています。

開店後も売れ行きに応じてパンを焼きあげながらランチタイムに向けてパンを並べていきます。12時のランチタイムでは大勢のお客様をお迎えするため、パン職人であっても接客や販売、陳列など店頭に立つことも珍しくありません。お昼をすぎればスタッフと交代で休憩を取り、追加のパンを焼いていきます。翌日のパンの仕込みも行い、8時ごろにお店を閉めたら掃除や後片付けをして退勤となります。


パン職人になるには

「パン作りを学べる専門学校で基礎から学ぶ」か、「パン屋さんで修行を積む」の2つの方法が挙げられます。パン作りを学べる専門学校では、パン作りの基礎だけでなく、店舗を運営する上で求められる衛生管理など幅広い知識を体系的に学ぶことができます。パン屋さんで修行すると、より実践的なパン作りのノウハウやオリジナルレシピを習得することができますが、パン屋さんの先輩の仕事は本来「教える」ことではなく「パンを作る」ことですから、専門学校への進学がより確実と言えます。

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パン職人の給料・年収

パン職人の平均年収はおよそ321万円。しかし就職先や経験、ポジションによって大きく異なるため、一概には言えません。独立開業をした場合は450万円以上、有名になれば600万円以上とも言われているため、「いつかは自分のお店を持ちたい」と考えながらパン職人としての技術向上を目指して日々努力している人が多いようです。


パン職人に必要な資格

特に必須な資格はありません。しかしパン職人としてのスキルを証明する「パン製造技能士」「製菓衛生士」「食品衛生責任者」などの資格を取得すると、就職活動や仕事に役立てることができるでしょう。


パン職人のやりがいと魅力

パン職人のやりがいは、自分が作ったパンを通じてお客様に喜んでいただけるというものです。パンづくりを通じ、人を笑顔にし、「おいしかったよ!」「また食べたくなったので買いに来ました」などの声をいただくことは、何ものにも代えがたいやりがいになるでしょう。


パン職人に向いている人とは?

パンの人気や需要は安定しています。美味しいパンであればちょっと高くても、また行列に並んででも食べたいというお客様は大勢いらっしゃいます。しかし、「食の安全・安心」をないがしろにしてはいけません。日々の業務を丁寧に、そして誠実に行なう努力と工夫が求められます。また、下積み時代が長いという理由から、パンに対する情熱を持っていることや、自分の目指すパン職人像に向かって日々努力できることが求められます。

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