保育・こどものお仕事

社会福祉法人 児童養護施設 福岡育児院

富田 胡桃さん

児童養護施設職員

福岡こども専門学校 2019年卒業

卒業学科:保育科

卒業コース:

徳之島高等学校 出身

現在はどんなお仕事をされていますか?

現在、児童養護施設で4年間働いています。対象年齢は2歳〜18歳の子供たちですが、私は女子部で働いており女子部は小学3年生〜高校3年生までの子供たち見ています。主に子供たちの生活の環境を整えることや、子供たちが基本的生活習慣をきちんと身につけられるようになること、自立に向けて様々な視点から支援をすることです。院での生活の様子はもちろん、学校での様子も情報共有を行い子供たちのことを把握し、1人ひとりにあった支援方針を考え支援していきます。


どんなときに仕事でのやりがいを感じますか?

1番やりがいを感じた時は担当の子供がお家に帰る時です。私の職場は1人の職員につき3〜4人の子供を担当として持ちます。私が1年目の時に男子部から女子部に部署異動した時に当時5年生だった私の担当の子が私と同じタイミングで女子部に入所しました。私はその子の担当になり誰よりも近くでその子のことを見守ってきました。その子の行動と言動をみても、私のことが大好きだと分かるくらいでした。その子が6年生の冬あたりからお家に帰れる状態になり、児童相談所と院と保護者と協議を行い、卒業式を目処にお家に帰れるようにしようという方針になりました。私にとって初めての担当ということもあり、とても寂しかったですがちゃんとお家に帰らせてあげるのがその子のためになると思いました。引き取りの日になり、すべての手続きを終え変える際、その子が抱きついてきて「今までありがとう。ずっと先生の担当でよかった。だいすき。」と言ってくれました。引き取りまでに大変なことがたくさんありましたが、最後のその言葉で全て救われました。子どもを院に迎えてからお家に帰れるようになるまで支援できた時、子どもからお礼を言われた時、とてもやりがいを感じました。


専門学校の学びや経験で、今1番役に立っていると思うことは何ですか?

専門学校で礼儀とマナーを学ばせて頂き、社会人になりとても役に立ちました。知識ももちろん大切ですが、社会人になると様々な方に関わらせて頂きます。その際に学校で学んだことを生かせたことがありました。それは現在も生かせています。