進路選びに迷ったら?オープンキャンパス後にすべきことと次のステップ
オープンキャンパス

進路選びに迷ったら?オープンキャンパス後にすべきことと次のステップ

進学先を考えるために、大学や専門学校のオープンキャンパスへの参加を予定している高校生は多いでしょう。

本記事では、納得のいく進路選択をするために、オープンキャンパス参加後にした方が良いことを詳しく解説します。オープンキャンパスの有意義な活用法を知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみましょう。

オープンキャンパスは、行くだけで終わりにしてよいイベントではありません。オープンキャンパスを進路選択に十分に活かすには、参加した後の行動が大切です。

というのも、ただオープンキャンパスに参加するだけでは、自分と学校の相性を冷静に見極めるのが難しいからです。

高校生はオープンキャンパスに参加すると、進学への期待や憧れから、学校の魅力的な部分に注目しがちになります。ですが、「自分には合わないかもしれない」と感じる点に目を向けることも、後悔しない進路選択には欠かせません。

また、説明会や相談会などで様々な話を聞くうちに、情報が多くなりすぎて頭が混乱することもあるでしょう。オープンキャンパスでたくさんの情報を得たら、帰宅後にきちんと整理しておかないと、あとで他校との比較がしづらくなってしまいます。

そして、オープンキャンパスは入試に直結する場合があるという点でも、参加後の行動が重要です。AO入試や推薦入試の面接でオープンキャンパスの感想を問われる可能性があるため、そうした入試の利用を考えている人は特に、参加後すぐに感想をまとめる方が良いでしょう。

以上のことから、参加後に適切な行動を取ってこそ、オープンキャンパスで得た情報を進路選択に役立てることができるのです。

オープンキャンパス参加後は、会場で取ったメモを見返したり、配付資料を再度読んだり、メモしそびれたことを思い出したりしながら情報を整理し、感想や気づいた点などを記録しましょう。記憶が新しい当日中に行うのがおすすめです。

ポイントは、複数の学校を比較しやすくするため、各学校について同じ観点で記録することです。例えば、「授業の特徴」「施設・設備の充実度」「学生の雰囲気」などの項目ごとに整理しておけば、後で志望校を絞り込む際に役立ちます。

また、特にAO入試や推薦入試など志望理由が重視される入試を検討している方は、できるだけ具体的な記録を残しましょう。

「楽しかった」「良かった」などの表面的な感想を書くだけでなく、具体的に何がどのように良いと感じたのかや、なぜそう感じたのかについてしっかりと掘り下げることが、後々の志望理由書の作成や、面接の準備に役立ちます。

例えば、以下の各項目について具体的に書き出しておくと良いでしょう。

・特に印象に残ったこと
・良い点、メリットだと感じたこと
・気になった点、デメリットだと感じたこと
・意外な発見だと感じたこと(予想していなかった分野に興味を持った、など)
・よく分からなかったこと
・もっと知りたいと思ったこと
・オープンキャンパス参加後の志望度(100点満点で評価)

実際に志望理由書を書いたり、面接試験を受験するのはまだ先のことですが、その時になってからオープンキャンパスの体験を思い出そうとしても、具体的な印象が薄れている可能性があります。忘れないうちに詳細な記録を取っておきましょう。

オープンキャンパスに参加した後は、「キャンパスの雰囲気が明るくて良かった」などのポジティブな感想だけでなく、疑問に思ったことや不安な点もしっかりメモしておくことが重要です。

「カリキュラムのこの部分はどうなっているのだろう?」「就職支援に関することが心配だな」といった率直な疑問や不安も、進路選択の重要な判断材料になります。

疑問点を整理したら、次はそれを解消するための具体的な行動を取りましょう。学校のウェブサイトにアクセスして改めて詳しく調べたり、インターネットで関連情報を検索したりといったことであれば、すぐにでも始められます。

先輩や高校の先生に質問したり、メールや問い合わせフォームなどを使って直接学校に問い合わせたりするのも良いでしょう。

また、もう一度オープンキャンパスに参加することも効果的です。多くの学校はオープンキャンパスを複数回開催しており、何度参加しても歓迎してくれます。例えば、2つの学科が気になった場合は、オープンキャンパスに2回参加して両方の体験授業を受けてみれば良いのです。

疑問や不安を解消するための行動を取るうちに、学校についての理解が自然と深まっていきます。後悔のない進路選択ができるよう、オープンキャンパス参加後にモヤモヤを感じた場合はしっかりと解消しておきましょう。

オープンキャンパスに参加した後は、保護者や先生、友人などに感想を話し、意見を聞いてみることも大切です。

自分一人で考えているだけだと視野が狭くなり、自分が抱いた感想以上のことには意識が向かなくなってしまいます。第三者から客観的な意見をもらうことで、進路選択に役立てましょう。

進学においては、保護者のサポートが不可欠なケースが多いものです。そのため、特に保護者と話すことは重要です。自分も保護者も納得した状態で進学先を選べるよう、親子でしっかりと話し合い、意見をすり合わせましょう。

オープンキャンパスに参加した場合も、学校の良いと感じた点やその理由について、保護者と具体的に話すのがおすすめです。会話を通じて実際に言葉にしてみると、自分の考えがより明確になります。

そのほか、「この学校は本当に自分に合うだろうか」といった進路における不安や、就職のことで疑問がある場合についても、保護者に相談してみてください。我が子の性格や興味をよく知り、社会人経験のある保護者なら、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。

学費の仕組みや入試制度などについて、一人では理解しきれなかったり、自分に適しているのかどうか判断に迷ったりしたときは、ぜひ保護者や先生に相談してアドバイスをもらうことをおすすめします。

この記事では、オープンキャンパス参加後に行うべき大切なことについて詳しくご紹介しました。

オープンキャンパスは進学先を決める上で非常に重要な機会ですが、楽しく参加しただけで終わりにすると、せっかくの機会を活かしきれません。

また、オープンキャンパスに参加してから時間が経つと、印象や感想が薄れ、具体的なことを思い出せなくなるものです。オープンキャンパス参加後はできるだけ早く情報を整理し、疑問点があればすぐに解消するための行動を取りましょう。

保護者や先生など、客観的な立場からのアドバイスを積極的に求めることも、より良い進路選択につながります。

オープンキャンパス参加後の振り返りをしっかりと行い、オープンキャンパスでの経験を納得のいく進路選びにつなげましょう!


【関連記事】

オープンキャンパスに行く予定がある人はこちら!