
一人暮らしで専門学校に通いながらアルバイトはできる?みんなのアルバイト先やバイト代はこんな感じ!
専門学校生は学校が忙しいから一人暮らしをしながらアルバイトをするのは大変…そんなことを聞いたことがある人はいませんか?でも、一人暮らしにはお金がかかるので、専門学校生でもアルバイトを考えている人は多いのではないでしょうか。今回の記事では、一人暮らしをしている専門学校生が実際にどのくらいアルバイトをしているのか、そしてアルバイトの内容やバイト代について紹介します!
【目次】
▸一人暮らしをしている専門学校生の約7割がアルバイトをしている!
一人暮らしをしながら専門学校に通うのは、学校に通うだけじゃなくて家に帰ったら家事もしないといけないので、とても大変なイメージがありますよね。となると、アルバイトなんてしている時間がないんじゃ?と思う人も多いかもしれませんが、なんと一人暮らしをしている専門学校生のうち71.1%つまり約7割が、アルバイトをしているということです。(JASSO 日本学生支援機構『令和2年度専修学校生生活調査結果』より)

また、同じ調査資料によると一人暮らしをしている専門学校生のアルバイト平均額は以下の通りでした。
【下宿、アパートなどで一人暮らしをしている専門学校生の収入平均額(学生寮暮らしは除く)】
年間平均 322,500円
月間平均 26,875円
この金額は、アルバイトをまったくしていない人も含めての平均額になっているので、アルバイトをしている人だけだと、月々のアルバイト代はおおよそ4~5万円ほどが平均と考えられます。
忙しいイメージの専門学校生ですが、アルバイトの種類や働く曜日、日数を調整すれば、一人暮らしをしながらアルバイトすることも不可能ということはなさそうですね。
▸アルバイトをしている理由は?生活費のためや、就職に向けた経験のためにバイトしている人も!
一人暮らしの専門学校生でもアルバイトをしている人は意外と多いことがわかりましたが、みんなは何のためにアルバイトをして、アルバイト代は何に使っているんでしょうか。専門学校生へのアンケート結果をいくつかご紹介します。
一人暮らしをする中で生活費の一部は自分で支払うことになっていたためアルバイトをしています。
(仙台スイーツ&カフェ専門学校 パティシエ・カフェ科 熊澤優里彩さん)
生活費については親から仕送りをもらっているので、自分の趣味や洋服などに使うお金を増やしたくてアルバイトを始めました。
(大阪こども専門学校 保育科 出村愛莉さん)
バイトを始めたきっかけは友達と遊ぶお金を少しでも作れたらいいなと思ったからです。奨学金とアルバイト代があるので、母からの仕送りを毎月してもらわなくてもちゃんと生活できています。
(東京医療秘書福祉&IT専門学校 医療秘書科 佐藤桜花さん)
アルバイトを始めたきっかけは、生活に余裕を持ちたかったからです。親からの援助はあっても、好きな美容や自分磨きにお金を使うにはカツカツだったのでバイトを始めました。
(東京ビューティー&ブライダル専門学校 トータルビューティー科 成澤美月さん)
やはり、一番理由として多く挙げられたのは、生活費を稼ぐという目的です。学校に通いながらの一人暮らしはお金がかかりますので、親からの仕送りだけでは生活が苦しいという声もあります。少しでも生活費の足しにするためにアルバイトをしている人は多いようですね。
ただ、生活費といっても、家賃や食費など、最低限の生活に必要な費用は親からの仕送りや奨学金で賄っており、アルバイト代は主に交際費や趣味、美容のために使っているという声もありました。アルバイトをすることで自分のために使うお金が増えれば、気持ちにも余裕ができて学校生活がより充実するかもしれませんね。
また、アルバイトをしている人の中には、お金のためだけではなく「将来の就職につながるから」、「現場経験を積みたいから」など、将来のための経験としてバイトをしている人もいました。
現場経験が積みたかったので飲食店でのアルバイトを探していました。ちょうどキッチンでの募集があり応募したのがきっかけで、カフェでアルバイトをしています。

(札幌スイーツ&カフェ専門学校 パティシエ・カフェ科 五十川翔乙さん)
いずれ飲食の世界に行くことになるので、今のうちから飲食にふれたいと思ったのと、学校での知識を活かすこともできるので、飲食店でアルバイトをしています。

(東京スイーツ&カフェ専門学校 パティシエ・カフェ科 水越楓さん)
このように、将来の就職につながるバイト先を探して働いている人や、学校で得た知識技術を活かせるところでバイトをしている人も多くいました。アルバイトで学校での学びを活かせるというのは、専門的・実践的な授業が多い専門学校生らしいポイントではないでしょうか。
▸実際の専門学校生にバイト内容と毎月のバイト代を聞いてみた!アルバイト先選びのポイントも!
専門学校生は実際にどんなバイト先で働いていて、毎月のバイト代はいくらくらい稼いでいるのでしょう。リアルな専門学校生の声を聞いてみました。
■アルバイト内容:スイーツの販売
■アルバイトの頻度:週に3~4日程度
生活費のためと、コミュニケーション力を身につけるなど社会勉強のためにアルバイトをしています。ケーキとマシュマロが好きなのでスイーツの販売をしています。

(福岡医療秘書福祉専門学校 医療保育科 堤早紀子さん)
■アルバイト内容:飲食業界の接客業
■アルバイトの頻度:週に5日程度
■アルバイトでの収入:月9万円程度
毎月の生活費や光熱費は自分で支払っているのでアルバイトをしています。家から近いことを条件にして選びました。

(広島医療秘書こども専門学校 こども総合学科 濱田藍さん)
■アルバイト内容:ブライダルでの調理
■アルバイトの頻度:週に4日程度
■アルバイトでの収入:月6万円程度
同じクラスの友達に勧められて、就職活動にもつながるのでバイトしています。

(名古屋辻学園調理専門学校 上級調理師科 熊谷航汰さん)
■アルバイト内容:スーパー
■アルバイトの頻度:週に2~3日程度
■アルバイトでの収入:月4万円程度
小学校の頃、いつかスーパーの店員になりたいと言っており、学生の今しかアルバイトはできないのでその夢を叶えようと思ってバイトを始めました。スーパーは場所にもよると思いますが、融通をきかせてくれるので、帰省のタイミングなど休ませてくれるのが良いところです。

(大宮ビューティー&ブライダル専門学校 美容科 松山莉心さん)
■アルバイト内容:イベントスタッフ
■アルバイトの頻度:週に1日程度
■アルバイトでの収入:月4万円程度
自分の好きな時に働くことができ、融通がきくのでイベントスタッフのアルバイトをしています。

(福岡リゾート&スポーツ専門学校 アスレティックトレーナー科 居石亮太さん)
専門学校生の実際の声からわかるアルバイト先選びのポイントを挙げてみます。
- シフトの融通をきかせてくれる
- 自宅からの距離が近い
- 就職につながる、コミュニケーション能力が身につくなど将来に役立つ
- 自分の好きなことや、子どもの頃からの夢が叶えられる
専門学校生はやはり学業が優先なので、学校生活に影響が出ないようにシフトの融通がきく、そして自宅から通いやすいところにあるバイト先を選ぶことはまず重要なポイントです。飲食店やスーパー、スイーツショップなどの販売店は比較的シフトの融通がきくところが多いため、バイト先に選んでいる学生も多くいました。
また、アルバイトを通してさまざまな社会経験ができるため、将来に役立つ力が身につくところを探してみるのも良いでしょう。あるいは、就職してからはできないような、自分の好きなこと・いつかやってみたいと思っていたことを仕事にしてみるのも、学生時代だからこそできる経験かもしれませね!
これから専門学校に通い一人暮らし、そしてアルバイトを考えているみなさん!この記事の専門学校生の声を参考に、充実した一人暮らし・専門学校生ライフを送れるようなアルバイト先をぜひ探してみてくださいね!
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