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サロン経営者(オーナー)

サロン経営者(オーナー)という仕事について、仕事内容、必要な資格、年収・やりがいなどのポイントで解説します。普段は見えないサロン経営者(オーナー)という仕事の現場まで学べます。「なりたい自分」になるための第一歩を踏み出しましょう。

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サロン経営者(オーナー)の仕事内容

サロンの所有者兼店長として、店舗運営に関わる仕事に全責任を持って、お店を経営するのがサロン経営者(オーナー)の仕事です。自分のサロンが勤務先となります。

仕事内容は運営するサロンなどによって異なりますが、具体的な仕事としては次のようなものがあげられます。

  • 内装のアレンジ
  • 商品の選定、発注、在庫管理
  • スタッフ募集や指導、勤務時間の調整
  • 経理や資金繰り

サロン経営者(オーナー)は、サロンの経営を左右する大黒柱です。そのため、サービスに関する知識を学び続けることが得意な人や、周囲の意見に耳を傾けて適切な判断をする決断力・実行力ある人が向いています。

流行や市場などの動向から先を見越した行動ができる先見性もサロン経営者(オーナー)において重要な資質といえるでしょう。

また、サロンで働くスタッフをまとめるのもサロン経営者(オーナー)の大切な仕事です。そのため、スタッフをまとめて引っ張っていく統率力や社交性・コミュニケーション力に優れている人が向いています。


サロン経営者(オーナー)になるには

サロン経営者(オーナー)は、店長として施術や接客などを行うこともあるため、サロン運営に求められるサービスの知識やスキルを蓄えておくことは必要です。それに加え、経営理論や雇用に関する労働法、特定商取引法など、最低限の法律や経営面に関する知識も必要になります。そのため、経営について学べる大学・短大、経営ビジネス系コースなどがある専門学校へ進学するのが一般的です。

すでにどのようなサロンを経営しようか決めている場合には、専門的なサービスの知識やスキルと経営に関する知識が学べる専門学校がおすすめです。

大学、短大、専門学校卒業後は、すぐに開業する人もいます。しかし、サービス内容によっては一般企業や専門店などで実務を経験し、集客などのノウハウやサロン経営に関するスキルを磨いてから開業する人が多いです。


サロン経営者(オーナー)の給料・年収

サロン経営者(オーナー)の月収や年収は、お店の規模や集客数によって大きく異なります。

サロンの収益が多ければ、それだけ自身の収入も増えます。とはいえサロン経営者の場合、独立時の借入金の返済や、機器の買い替えや内装の改修費などのために資金を確保しておく必要があるため、収益がそのまま全て自身の収入になるわけではありません。 将来、経営者を目指しているなら、早い段階から経営についても学んでおくと良いでしょう。


サロン経営者(オーナー)に必要な資格

エステや美容などのサロン経営者(オーナー)であれば、特に必須となる資格はありません。ただ、飲食ができるようなサロンの場合、以下の2つの資格が必須となります。

・食品衛生責任者
食品関係のサービスを行う場合、設置するよう義務化されている資格です。新たに取得する場合、「食品衛生責任者資格取得養成講習会」を受講することで取得できます。

・防火管理者
建物などを火災による被害から守るための管理・監督をする責任者です。総務大臣登録講習機関や都道府県知事、サロンのある地域を管轄する消防長などが行う講習会に参加することで取得できます。

また、経営に最低限必要となる以下のような資格も持っておくと役立ちます。

・中小企業診断士
企業経営理論や運営管理、運営法務などの知識を身に付けることができます。

・簿記
簿記は、社会的にも高い評価を得ている資格のひとつです。コスト感覚を養え、経営者として欠かせない経営管理や分析の基礎も身に付きます。


サロン経営者(オーナー)のやりがいと魅力

サロン経営者(オーナー)は、自分らしい働き方ができ、やりたいことを自由にできるのが大きな魅力です。スタッフの指導や資金繰りなど、大黒柱として求められる知識は多岐にわたるため、専門性が強く、責任ある仕事が多いですが、その分やりがいを感じることができます。

お客様の喜びに触れることができ、お客様の生活や心を豊かにできるのはサロン経営者(オーナー)の大きな魅力です。経験を重ねるほど技術が磨かれ、知識も深まります。サービスを向上させれば、それがお客様の笑顔に還元されていきます。結果としてサロン経営者(オーナー)としての自信にもつながっていくでしょう。