美容・メイク・エステ・ネイルのお仕事

メイクアップインストラクター

メイクアップインストラクターという仕事について、仕事内容、必要な資格、年収・やりがいなどのポイントで解説します。普段は見えないメイクアップインストラクターという仕事の現場まで学べます。「なりたい自分」になるための第一歩を踏み出しましょう。

メイクアップインストラクターの仕事内容

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デパートやコスメ専門店の美容部員やヘアメイクのプロを目指している人たちに、メイクアップの技術を教える仕事がメイクアップインストラクターです。
フリーのメイクアップインストラクターとして、あちこちの企業や学校で講師役を果たすこともあれば、どこかの美容系専門学校や企業の社員として、メイクの授業や美容部員の教育を担当することもあります。
人に教える職業のため、技術をわかりやすく人に伝える能力も必要です。


メイクアップインストラクターになるには

メイクの専門学校で基礎から応用をしっかり学び、技術と理論を身につけることが大切です。また、自分でメイクをするのと、人にメイクを施すのは異なった動きが必要です。つまり、人にメイクをするときの手先の動かし方やメイクの基本を身につけることが、インストラクターには必要です。授業の範囲だけで、それだけの技術が自動的に身につくわけではありません。自分を含めた友人同士で、さまざまなメイクを施しあってみるなど、地道な訓練も必要になるでしょう。
専門学校卒業後は、さらに経験に磨きをかけていくことになります。美容室やスタジオ撮影のメイクなどの経験を積み、技術とセンスを鍛えていくことが大切です。現場では、突発的な対応を要求されることも少なくありません。また、相手がどのようなメイクを望んでいるのかを上手く表現できないケースもあります。そのような場合でも、言いたいことをまとめて上手くメイクを仕上げていくコミュニケーション能力が大切です。
インストラクターとして活躍するには、このコミュニケーション能力がとても重要なものになります。自分の話が相手にきちんと伝わっているのか、意識しながら話をすることが大切です。


メイクアップインストラクターの給料・年収

勤務先や、雇用の形態によって収入は変わってきます。

一例として、東京にある美容専門学校の求人では、常勤講師の場合は月給22万円~、業務委託の場合は1コマ2500円~となっています。メイクのみを教える場合、美容師資格は必須ではありませんが、メイクスクールなどによっては美容師資格を持っていると、資格手当が出たりします。 化粧品会社の社員向けのインストラクターの場合は、全国への出張が多いため、専門学校やメイクスクールの講師よりも高い給与水準となっているようです。


メイクアップインストラクターに必要な資格

メイクアップインストラクターになるのに、特別な資格は必要ありません。しかし、メイクの基礎から、様々なパターンに合わせた技術を教えていくことを考えると、メイクに関する資格である「トータルメイクアップ検定ベーシック」「トータルメイクアップ検定ベーシック・アドヴァンス」は持っておきたいところです。
そのほかにも、美に関する知識は貪欲に吸収する意欲が必要です。エステやアロマに関する資格も持っていて損はないでしょう。


メイクアップインストラクターのやりがいと魅力

メイクアップインストラクターの仕事は、人を美しくメイクアップすることはもちろん、その方法を「しっかり伝えること」がもっとも大切です。メイクが好きであることはもちろん、人と接することが好きであることが、メイクアップインストラクターに求められる素養といってよいでしょう。
教えたいポイントが生徒のみなさんにきちんと伝わり、「先生の講義はわかりやすい」と言ってもらえたときなどに、やりがいが感じられるでしょう。また、生徒が徐々にきれいになっていき、やる気を出してくれたときもやりがいが感じられるポイントです。