
ブライダルスタッフの仕事内容や1日の流れは?
ブライダルスタッフの仕事内容とは
結婚式とは、新郎新婦の家族や、友人、大切な繋がりがある方々が集まり、その結婚と門出を祝福する場です。そのような大切な場所の提供や演出ができる仕事が、ブライダルスタッフです。新郎新婦の幸せを願い、結婚式を成功に導くのがこの仕事の役割であり、やりがいとなります。ブライダルプランナーやブライダルコンシェルジュなどのメンバーと当日のプランを確認し、総合的なサービスを提供します。
具体的には、当日の席の配置などの会場設営からお客様のご案内、披露宴での食事の提供、照明や音響操作など、その業務は多岐にわたります。アルバイト・パートのメンバーや外部スタッフへの指示もブライダルスタッフの重要な仕事の一つ。多くのメンバーと連携しながら、結婚式が円滑に進行するようにリーダーシップを取ります。さらに、ゲストと直に接するスタッフとして、ホスピタリティの精神と高い接客スキル、チームワークやコミュニケーション能力も求められます。万が一のアクシデントなどがあっても焦らず対応できるような、判断力も必要な仕事です。
少し大変そう、と思われるかもしれませんが、それ以上のやりがいや達成感を得られる仕事でもあります。結婚式というのは、お客様にとって一生に一度のイベントです。式が終わった時の達成感と、新郎新婦や参列者の幸せそうな表情を見たときのやりがいは、この仕事でしか味わえません。
式が終了した後は、後片付けを迅速に済ませて次の式の用意に移ります。シーズンや場所によっては、一日に2~3件を担当することもあります。多くのお客様の幸せの時間を実現する仕事である、と言えるでしょう。
ブライダルスタッフの1日のスケジュール
ブライダルスタッフの仕事は、まず朝のミーティングから始まります。1日の結婚式の本数や式ごとのテーブルの配置、料理の順番、タイムスケジュールなどの情報共有を受けます。その為、いつでも確認できる様に小さいメモ帳とペンを準備することが基本です。
その後、ブライダルプランナーの指示のもと、会場のセッティングに移ります。主な作業内容は食器やグラス、引き出物、席札などの準備です。同時進行でバックヤードの体制も整えていきます。食器類の予備の準備はもちろん、ミルクや砂糖、バターなどのコンディメントを用意するなど、あらゆる状況に対応できるように準備を行います。
お客様が入られたらお出迎えし、お席にご案内、椅子を引いて着席いただく。この繰り返しです。式が始まると、担当するテーブルのお客様へのご挨拶からはじまり、お料理やお飲み物を提供します。求められるのは柔軟な対応力とコミュニケーション力です。ご要望をヒアリングしながらお客様が快適に過ごせるように適切なサービスを提供します。
式がフィナーレを迎え、終了すると後片付けをスタートさせます。お皿やグラスを下げ、テーブルクロスをはがし、清掃を行います。片付けの後は次の式の準備です。一日に行う式の件数が多い時はタイトなスケジュールになるため、限られた時間の中で迅速に行動することが求められます。
ブライダルスタッフになるには
ブライダルスタッフの仕事は、スキルや経験が無くても就職できるチャンスがありますが、専門学校での関連科目の履修や資格の取得がマストと言っても過言ではないでしょう。結婚式の会場づくりや接客などで高い専門性が求められるため、独学で学習するのは簡単な事ではありません。
資格についても、必ずしも必要と言うわけではありませんが、就職活動において自分の知識や能力を証明する上で有利に働きます。ブライダル業界は高いレベルのマナーやサービス力が求められます。お客様のニーズに応える知識やスキルを正しく習得するためにも専門学校のカリキュラムを修めるのが最も近道であるといえます。例えば、三幸学園が運営するウェディング&ブライダル専門学校は、約96%の就職率を誇ります(※2021年3月 三幸学園ブライダル校卒業生実績https://www.sanko.ac.jp/group/job/bridal.shtml)。ブライダルスタッフの他にウエディングプランナーやヘアメイクなど、なりたい業種ごとにコースを選択することができ、ブライダル関連の資格取得を徹底サポートする環境があります。このように現場で通用するブライダルスタッフとしての確かなスキルを身に付け、理想の職場に就職するためにも、専門学校への進学が有利です。インターンや現場見学なども充実しているのが専門学校の特徴です。即戦力として現場デビューを果たすことができます。