カフェオーナー
ほっと一息つきたい時や、美味しいコーヒーを落ち着いた空間で楽しみたい時など、カフェは日常に溶け込んだ存在として多くの人に親しまれています。そんなカフェを経営しているのがカフェのオーナーです。日々どんな業務をしているのか、どうすればなれるのか、意外と知られていないもの。この記事では、カフェオーナーの具体的な仕事内容を見ていきます。飲食にまつわる仕事に興味のある方は、ぜひチェックしてくださいね。
【目次】
カフェオーナーとは
ずばり、カフェを経営している人のことを指します。接客や料理、片付けなど実際に店の仕事をするオーナーもいますが、主にカフェの経営方針、家賃や人件費などお金に関ることなど、経営に関する業務を担います。
カフェオーナーの種類
以下の3つの分野に大きく分けることができます。
1.個人経営店のオーナー
ひとつのお店または少数のお店を自ら経営するオーナーです。ひとりで開業する場合は、プライベートな時間が減ってしまうかもしれません。その反面、個人の考えを反映しやすいので、ビジネスとしての面白みを感じることができます。
2. チェーン店のオーナー
多くのお店を経営します。お店ごとの責任者として店長を雇い、オーナーは経営戦略や全体的な事業運営にチカラを注ぎます。規模が大きいビジネスを動かすやりがいを感じられるでしょう。その反面、負担が大きいことがデメリットとして挙げられます。
3. フランチャイズの店舗オーナー
本部のサポートを受けながら、お店のオーナーとして働きます。どこのお店でも同じ味で同じクオリティのメニューを提供するのが基本のため、オリジナリティを出したい人には向いていません。ただ研修や運営マニュアルなどが充実している点と、お客さまに足を運んでもらえる見込みがある点は見逃せないメリットです。

カフェオーナーの仕事内容
人によって働き方が大きく異なる仕事と言えるでしょう。個人経営で売上管理から接客や調理まで自分ひとりでこなす方もいますし、あくまでオーナーとして資金提供だけ行い、実際のお店の運営はスタッフに任せる方も多いです。
開業からスタートする場合は、資金を準備し、お店づくりを担います。コンセプトを決めたり、外装や内装のデザインを決めたり、物品を揃えたりします。スタッフを雇う場合は、採用についての方針を決める必要も出てくるでしょう。
オープンしてからは、売上や在庫の管理など、幅広い業務をこなします。また、WEBサイトやSNSの運用、イベントの企画など、お客さまに足を運んでもらえるアイデアを出して、魅力的なお店をつくっていくことも求められます。
カフェオーナーになるには
いきなりカフェオーナーになるのは難しいかもしれません。まずはスタッフや店長として働きながら、現場の経験を積むのがおすすめです。実務や経営ノウハウなどを得ることができます。就職する前に、カフェを中心とする飲食の知識や技術を、専門学校で身に付けるという方法があります。
資格例
・食品衛生責任者
食品の販売や製造を行う際に必要となる国家資格です。
・防火管理者
客席数とスタッフ数を合計して30名以上になるカフェは、この資格が必要です。
必須ではありませんが、調理師免許や栄養士免許、JBAバリスタライセンスなど取っておくと役に立つ資格もあります。

カフェオーナーに必要なスキル
店舗の経営をする上で、売上や経費などの数字に強いことが求められます。また、店長の立場を兼ねる場合も多いので、お店で働くスタッフを管理する力も大切です。理想の店舗に必要なスタッフをどのように育成していくかを考えることが得意な人はカフェオーナーの適性があるでしょう。
場所にもよりますが、街には様々なカフェがしのぎを削っています。他のお店にはない魅力をどのように作り、お店のファンを増やしていくか、考え続ける根気強さがあれば、きっと人気のカフェを作ることができますよ。
カフェオーナーの主な就職先
オーナーなので、就職するというよりも経営者としてカフェを作っていく仕事です。とはいっても、いきなりオーナーとなるには様々な壁があるのも事実。まずはお店で経験を積んだほうがいいでしょう。オーナーになるステップの就職先として以下が挙げられます。
就職先の一例
・個人経営のカフェ
小規模であれば、オーナーの仕事ぶりを間近で見ることができるでしょう。幅広い経験を積むことができます。
・カフェ・レストランチェーン店
お店でスタッフとして働いて、飲食店においての仕事の基礎を身に付けます。店長に抜擢されれば、マネージメントについても学べます。
・ホテル内のカフェ
高級志向の場合がほとんどで、より洗練されたサービスやメニューなどを学ぶことができます。
スイーツ専門店やベーカリーカフェなど、特定の分野に特化したカフェでの経験も役立つでしょう。

カフェオーナーの年収・給料
カフェオーナーの年収はかなり幅があります。オーナーは売上などの数字が自身の年収に大きく反映されるためです。事業を拡大できれば、年収1000万円も夢ではありません。オーナーに限らずにカフェで働く人の平均年収は約441万円(参考:求人ボックス給与ナビ)と言われています。地域別にみると、東京都がもっとも高い水準で493万円と言われています。カフェを構えている場所によって売上が上がり、報酬もそれに関係しているからだと考えられます。
カフェオーナーのやりがい
仕事内容は多岐に渡り、大変な仕事であることは間違いありません。そもそも経営するということにリスクが伴います。その反面、大きなやりがいをきっと感じられます。一国一城の主人として働いて、結果を出した達成感は何ものにも変え難いでしょう。
また会社員のように定年がなく、長く働けるのもとても魅力的ですよね。人生100年時代と言われている世の中で、生涯に渡って理想のカフェを追い求めていくことができます。
カフェオーナーに向いている人
「コーヒーが好き!」、「接客が好き!」は立派な志望動機ですが、それだけであればスタッフとして働いていても叶えることができます。お店の経営者になるなら、「あんなお客様に愛されるこんなお店を開く。そのためにも豆の種類や焙煎方法は〇〇を選んで……」など、将来のビジョンはできるだけ明確にイメージしましょう。カフェの経営はいつも順調にいくとは限りません。諦めずに根気よく続けられる人、困難に立ち向かえる人が向いています。また、世の中で流行しているコーヒーの味やお店のサービスなどに興味を持ち、常にアンテナを張っておく探究心がある人も向いているでしょう。

まとめ
カフェオーナーの仕事について、イメージは湧きましたか?ライバルのカフェは多いですが。それ以上に新規参入しやすい業界でもあります。「理想とするお店でお客さまを幸せにしたい!」という気持ちがあれば、まずは一歩目を踏み出して、学校や資格について調べてみましょう。あなたの「好きなこと」が、未来の仕事につながるかもしれません。