横張ひかり

美容・メイク・エステ・ネイルのお仕事

シルクリバー株式会社 ローズベールブライダル

横張ひかりさん

ブライダルヘアメイクアーティスト

東京ウェディング&ブライダル専門学校 2023年卒業

卒業学科:ブライダルヘアメイク&ドレス科

卒業コース:ブライダルヘアメイクコース

茨城県立守谷高等学校 出身

私は現在、シルクリバー株式会社ローズベールブライダルで、ブライダルヘアメイクアップアーティストとして、土日祝日は依頼を受けた式場に行き、新郎新婦担当ヘアメイクさんのアシスタント、会場によってはアテンドをしています。他にも列席された方のヘアメイクをすることもありますし、平日は主に事務所でパソコンを使い、ヘアメイクのリハーサル日程調整など、新婦様とやりとりしています。

ブライダルヘアメイクアップアーティストの仕事に求められる能力は、施術に関する高い技術だけではありません。お客様がコンプレックスに思っていることや、こうなりたいと思っている理想の姿をプランニングし、お客様の想いを尊重して受け入れ、メイクを施す高いコミュニケーション能力が求められます。

限られた時間の中でお客様と信頼関係を築き、このような本音を引き出すには高い傾聴力が必要で、相手のメンタル面まで考慮しなければならず、神経を使うため非常に大変です。ただ、お客様がコンプレックスに思っている点をうまく隠し、お顔の持ち味を生かしたメイクが出来た時にお客様の笑顔が見られると、この仕事をやっていてよかったと心から思えます。

私は幼いころからヘアメイクにすごく興味があり、時間があれば色々な髪型を試してあそんでいました。どうせ働くなら好きなことで働いてみたいと思ったのが、この仕事を目指したきっかけです。

好きなことを仕事にしようかと考えた時、少なからず不安を感じる人も、多いのではないでしょうか。私も、「好きなことを仕事にしたら次第に嫌気がさして、好きじゃなくなるかもしれない」とか「自分よりもうまくできる人がいて、心が折れてしまうのでは」など、ネガティブな考えが浮かびました。ですが、この仕事を始めてみると、それらは全て取り越し苦労でした。

私にとって、毎回新郎新婦様は一期一会なのですが、それでもお支度から一日中お二人の近くにいて、披露宴最後に流れるエンディング映像を見るたびに胸を打たれ、毎回涙が出そうになります。また挙式披露宴が終わった後の新郎新婦様のホッとしたお顔を見た時は、二人に寄り添ってよかったなとすごくやりがいを感じます。なので、もし不安だとしても、勇気を持って一歩踏み出すことが大事なんだと実感しました。

就職活動をするにあたって、一般的には自分のやりたいことができる会社の面接を複数受けるものだと思うのですが、私は今働いている会社しか受けませんでした。面接はとても緊張しましたが「この会社に入社したら絶対に活躍してみせる!」という強い気持ちで乗り切りました。皆さんも将来就職活動をする時は、私のように一社だけ受けるとはいかなくとも、本命の企業だけに絞って就職活動をしたほうが、良い結果を得られるかもしれません。

専門学校生の就職活動は、普段の授業や実習で学んだことをそのまま就職活動でアピールできます。私が就職活動に自信を持って臨めたのは、普段の授業を主体的に受け、技術をしっかり身に付けていたからこそです。「就職活動用の自分」を作らず、普段自分が頑張っていることをそのままアピールするだけでいいのは、専門学校に通う大きなメリットだと思っています。楽しんでいるうちに、自信と技術を身に付けられる専門学校に通うことが、自分の望むキャリアに就くモチベーションを保つコツだと私は考えています。

私は学生のうちからアルバイトとして、今勤めている会社で働いていましたが、そこで求められる技術のほとんどが専門学校で学んでいたものばかりで、挙式披露宴の進行、ドレスフィッティングやホットカーラー、着付けなど、どのような場面でも活かすことができました。未経験でこの業界に入ったとしたら、スムーズにいかなかったと思うので、専門学校で知識と技術を身に付けてよかったと思っています。

今後は、さらに自分の技術に磨きをかけつつ、多くの人に名前を知られる人になりたいと思っています。会社の人、担当した人だけではなく、あなただからこそ「頼みたい」「指名したい」そう言われるようになりたいです。そのために、人と人とのつながりを大切にして、日々の仕事を頑張ります!

この学校は、卒業後も「専門学校本当に楽しかったな!」と思えるような学校でした。授業はもちろん、色々な行事でも技術を発揮することができ、専門学生として、とても充実した学校生活を送ることができました。これを読んでいる人も是非オープンキャンパスに行ってみて、学校の雰囲気が自分にあっているかしっかり確かめてから進路を決めてみてくださいね!