
美容・メイク・エステ・ネイルのお仕事
deicy nail and eyelash
吉田風凛さん
アイデザイナー
私は現在「deicy nail&eyelash」のアイデザイナーとして働いています。アイデザイナーは、まつげエクステ、まつげパーマ、アイブロウスタイリングなど、お客様の目元を華やかにする仕事です。サロンに来られたお客様の現在の状況とご希望を細かくヒアリングし、お客様の持ち味を活かした施術を心がけています。施術後にホームケアの方法や、まつげや眉毛を健やかに保つためのアドバイスを行うことも、アイデザイナーの仕事です。その場限りの施術だけでなく、アフターケアでもお客様から信頼を得ています。
目元という繊細な部位の施術ということもあり、特に初めてのお客様は非常に緊張される場合が多いです。ですので、施術の際にはお客様にリラックスしていただけるよう心がけており、細かなお声がけも欠かしません。施術の技術力自体も非常に大切ですが、お客様が自分の繊細な部位を安心して任せたくなるようなコミュニケーションにも、私はとても気を使うようにしています。
この仕事は何時間も椅子に座り、かなり細かな作業をしなければならないので、最近は肩や目のコリに悩まされて大変です。それでもやはり、お客様が満足いく施術をできた時は嬉しいものですし、再度ご指名いただいた時にはこの仕事をやっていて良かったと、心からやりがいを感じます。

私は学生の頃からまつげサロンに通っていたので、アイデザイナーという仕事に魅力を感じるようになりました。まつげにエクステをつけるメイクがあるとは知りもしませんでしたが、ある日友達の誘いで初めてまつげエクステを試してみました。その時まではメイクのやり方もよく分かっていないくらいだったのですが、施術の後、目元が変わるだけでこんなに顔の印象が違うのかと、感動したことをよく覚えています。
それからは定期的にまつげサロンに通うようになり、アイデザイナーの施術技術や目元がどれほど美しく変身するかを見るたびに、自分もその仕事がしたいという思いが強くなっていきました。施術してもらった自分の顔を見た時は心から笑うことができたし、自分に自信を持って振舞えるようになりました。アイデザイナーの方もそんな私を見ると、どこか誇らしげだったのが印象的でした。私もいつか、そんな風に人を喜ばせられるようになりたいと思い、アイデザイナーとしてのキャリアに興味を持つようになったのです。
自分の興味に素直に従って専門学校に進学し、今では無事アイデザイナーとして非常に充実した毎日を過ごしています。自分が施術したお客様の笑顔を見るたび、あの頃自分を担当してくれた方もこんな気持ちだったのかな、と思うと同時に、ちゃんと夢を叶えられた自分のことが誇らしいです。

私は昔から人と話すのが苦手で、就職活動なんてどうしたらいいんだろうと、とても怖い気持ちでいっぱいでした。面接や自己PRなど、他人の前で自分を表現することが得意ではなかったのですが、専門学校の担任の先生が私を手厚くサポートしてくれたおかげで、その不安を乗り越えることができました。先生は私の弱点を理解し、面接の練習や自己PRのコツを丁寧に教えてくれました。在学中も卒業してからも明るく元気に接してくれて、今でも先生は私の心の支えになっています。
就職活動をするうえで、私は技術的にも不安に思っていました。特に、まつげパーマの細かい技術はなかなか習得できず苦戦しましたが、先輩の指導を受けながら、月に10人以上のモデルを相手に、授業が終わった後も練習を続けることで、少しずつ自信がついていきました。
その結果、技術も上達し自信を持って就職活動に臨むことができ、無事に就職することができました。今ではその技術が職場で高く評価され、アイデザイナーとして毎日充実した日々を送っています。お客様の笑顔を見るたびに、努力してきた日々が報われたと感じますし、あの時サポートしてくれた先生や先輩たちに心から感謝しています。

私は専門学校で多くの貴重な経験をしましたが、その中でも特に、オープンキャンパスのキャスト活動が役に立っています。この活動を通じて接客方法や、自分から率先して動く主体性を身につけることができました。現在、アイデザイナーとしてお客様と接する際には、この経験が大いに活かされています。丁寧な対応と、施術中に積極的にお声がけすることで、お客様を安心させ、今ではいつも私を指名していただけるお客様もできました。
今後は、自分のことを指名してくれるお客様が増えるように、SNS活動や技術のクオリティをさらに高めていきたいと考えています。SNS活動では自分の施術例や美容情報を発信し、多くの人に興味を持ってもらえるよう努力しています。そして、技術面でも常に最新のトレンドや技術を学び、お客様に最高のサービスを提供できるよう、日々研鑽を積んでいきたいです。
自分の好きなことを職業にできるというのは、とても幸せなことです。専門学校に入学してからは、大変なことも楽しいことも全力で取り組んできました。だからこそ、今こうして憧れの職業に就くことができました。
高校生の皆さんへ。夢に向かって、全力で頑張ってください!どんなに小さな経験でも、何が将来を変えるかは分かりません。挑戦を恐れず、自分の可能性を信じて、たくさんのことに挑戦してみてください。きっと、その努力が将来の自分を輝かせる、大きな糧となるはずです!
