専門学校のオープンキャンパスで知っておくべきこと&注目ポイント
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専門学校のオープンキャンパスで知っておくべきこと&注目ポイント

 進路を考えるうえで、専門学校のオープンキャンパスはもっとも重要な機会の一つ。将来の進学先を具体的にイメージするためには、実際に学校を訪れて雰囲気や学びの内容を体感することが大切です。
 そこで、オープンキャンパスに参加する前に知っておきたい情報や、当日の注目ポイントについて詳しく解説します。

この記事を要約すると…

専門学校のオープンキャンパスは、実習体験や先生・在校生との交流を通じて、将来の仕事をリアルに体感ができる場。

施設や授業の雰囲気、就職サポートの確認がポイント。

参加後の振り返りが、納得の進路選びにつながる。

1. 専門学校のオープンキャンパスとは?大学との違い

 オープンキャンパスとは、専門学校が主催する体験型の学校見学イベントのこと。説明会との違いは、校舎見学や授業体験などを通じ、実際の学校生活を体感できる点にあります。

 大学のオープンキャンパスと比較すると、専門学校のオープンキャンパスでは、実習体験就職支援など、より実践的で職業に直結した内容が中心となっています。
 たとえば、美容系であればカットやネイルの体験、IT系であればプログラミング演習保育系であれば手遊びや読み聞かせ体験などが実施されることがあります。さらに、少人数で開催されるオープンキャンパスが多いため、教職員や在校生と直接話す機会も多く、学校の雰囲気を深く知ることができます。

2. オープンキャンパス当日の基本的な流れ

 当日のスケジュールは以下のような流れが一般的です。

  1. 受付
  2. 学校説明や紹介映像の上映
  3. 校内見学(教室・実習室・共有スペースなど)
  4. 体験授業
  5. 在校生・教員との交流会
  6. 個別相談や保護者向け説明会

 オープンキャンパスに来たらまず受付を済ませ、学校の概要を説明するプレゼンテーションや動画を視聴。その後、校内を見学し、体験授業に参加する流れが一般的です。休憩時間に在校生と交流できる時間を設けている学校もあります。

 参加する際は、事前に公式ホームページでオープンキャンパスのプログラムやスケジュールを確認し、興味のある授業を予約しておくのがおすすめ。保護者向けの説明会が用意されている場合もあるため、保護者同伴の際はそちらも活用するとよいでしょう。

3. 注目すべき施設・設備のポイント

 専門学校の学びは実践が中心であるため、施設や設備の充実度は重要な確認事項です。オープンキャンパスでは、教室だけでなく、実習室や演習設備、制作物の展示なども見学することが可能です。

 たとえば、医療系であればベッドやシミュレーターなどの実習設備、調理系では業務用のキッチンやオーブン、美容系では本格的なサロンスタジオなどが整っているかを確認しましょう。デザイン系であれば、最新のグラフィックソフトや3Dプリンターなどの利用環境もポイントです。

 在校生の作品展示がある場合は、学びの成果を知ることができる貴重な機会です。学生のレベル感や学校の指導方針を理解する参考になりますよ。

4. 体験授業を有意義にするための工夫

 オープンキャンパス当日の持ち物としては、メモや筆記用具、パンフレットなどの資料を大事にしまうためのバッグがあると便利です。とはいえ、オープンキャンパスでは持ち物は基本的には不要なことが多いです。忘れ物などの心配はせず、気楽に足を運んでみましょう。

 オープンキャンパスのコンテンツの中でもおなじみの体験授業は、その学校での学びを具体的に知ることができるので、用意されていたら参加してみるのがおすすめ。授業時間はおおよそ45分から60分程度で構成されており、初心者でも参加しやすい内容となっています。

 授業では、教員の教え方や授業の雰囲気に注目しましょう。また、疑問点があればその場で質問してみてもいいですね。「授業の難易度は?」「授業についていけるか?」といった点を確認することで、進学後のイメージをより具体化できます。授業後の質疑応答の時間には、入試制度やカリキュラム、学費などについても相談可能な場合が多く、気になったことは何でも聞いてOKです。

5. 就職実績とサポート体制の確認は必須

 専門学校選びでは、卒業後の進路も重要なポイントです。オープンキャンパスでは就職実績やキャリアサポート体制について教えてもらえることも多いため、必ずチェックしておきましょう。

 たとえば、就職率や主な就職先、業界別の内定実績などが資料やパネル展示で紹介されているケースがあります。さらに、キャリアセンターのサポート体制やインターンシップ制度、就職支援セミナーの実施状況なども併せて確認してみましょう。
 就職支援について詳しく説明するプログラムを用意している学校もあるので、できるだけ参加して卒業後の進路について具体的な情報を手に入れましょう。きっと進路を選ぶ重要なポイントになるはずです。

6. 注目ポイントのまとめ

 オープンキャンパスをより有意義にするために、以下のポイントを意識して参加してみましょう。

  1. 実習体験の内容と充実度

 実際の授業や仕事に近い体験ができるかどうかを確認しましょう。自分に合うかどうかの判断材料になります。

  • 施設・設備の整備状況

学びに直結する設備がどれだけ整っているかは、学校選びの重要な判断基準です。

  • 教職員・在校生との距離感

 直接質問できる機会があるか、話しやすい雰囲気かどうかをチェック。入学後の人間関係のヒントになります。

  • キャリアサポートの手厚さ

 就職率や進路支援制度、インターンシップの有無など、卒業後のビジョンが描ける情報を手に入れましょう。

  • 体験授業の雰囲気とわかりやすさ

 教え方が自分に合っているか、授業のレベルが適切かをオープンキャンパスで感じ取ることで、入学後のミスマッチを防げます。

 こうした視点を持って参加することで、学校の魅力や自分との相性がより明確になります。後悔のない進路選びのためにも、しっかりチェックしておきましょう。

7. オープンキャンパス後に取り組むべきこと

 オープンキャンパスに参加した後は、その日の印象や感じたことを忘れないうちにメモしておくことが大切です。複数の学校を比較検討する際に、記録を振り返ることで自分に合った進学先を選びやすくなりますよ。

 「良かった点」「気になった点」「再確認したい内容」などを整理し、家族や学校の先生とも情報を共有してみると、気がつかなかった視点からアドバイスを貰えるかもしれませんし、「このポイントって実はすごく良いよね」などの発見もあるかも。また、参加後に分からない点が出てきた場合は、改めて資料請求を行ったり、再度オープンキャンパスに参加してみたりするのもおすすめです。学校によっては、リピーター向けの限定イベントや入試優遇制度を用意している場合もあります。

 専門学校のオープンキャンパスは、将来の進路を考える上でとても有意義な機会です。記事で紹介したポイントを参考にしながら、実際に学校を訪れ、納得のいく進路選びにつなげましょう!


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