通信制高校では、自分のペースで学習を進められるため、英語の基礎を学び直したい人から、大学受験や留学、英検対策を進めたい人まで幅広いニーズに対応できます。この記事では、通信制高校で英語を学ぶ特長や注意点、学校の選び方、インターナショナル校との違いについて解説します。

通信制高校における英語学習の特長
通信制高校では、自分の学習ペースや目標に合わせて英語を学びやすい環境が整っています。学び直しから資格取得、大学受験、英会話まで、学校ごとの特色を生かした多様な学習プログラムが用意されているため、自分に合った方法で英語力を伸ばせます。
自分のペースで英語を学習できる
通信制高校は全日制高校と異なり、毎日の登校が必須ではない場合が多く、自宅学習を中心にスケジュールを組み立てられます。そのため、理解度に合わせた柔軟な英語学習が可能です。苦手な単語や文法の復習を入念に行うなど、他人の進度を気にせずに納得がいくまで自身の時間を使えます。
基礎から学び直せる
多くの通信制高校では、中学校レベルの基礎的な英語から学び直せるカリキュラムを整えています。英語に対する苦手意識が強い生徒でも、ステップを踏んで段階的に理解を深められます。学校によっては、個別指導や習熟度別のクラスを設けており、自分の理解度に合わせて無理なく学習を進められます。
英語資格や大学受験の勉強時間を確保しやすい
通信制高校は登校日数や時間割の自由度が高く、自習時間を豊富に確保できる利点があります。全日制高校に比べて拘束時間が少ないため、実用英語技能検定などの資格対策や大学受験対策の学習に集中できます。予備校の授業や専門的な試験対策と並行した効率的なスケジュール管理が可能です。
英会話や国際教育を学べる高校もある
通信制高校のなかには、ネイティブスピーカーの講師による英会話授業や、国際社会で通用する教養を身に付けるカリキュラムを提供する学校があります。留学制度や海外研修と提携したプログラムを用意している場合も多いです。実用的なコミュニケーション能力を伸ばす環境が充実しています。
通信制高校で英語を学ぶ際の注意点
通信制高校では、自宅学習が中心になる場合が多く、英語の授業内容やサポート体制も学校によって異なります。入学前に、どのような方法で授業を受けるのか、自分で学習計画を立てる必要があるのかを確認しておきましょう。
英語の授業内容は高校によって異なる
通信制高校が提供する英語のカリキュラムは、学校や選択するコースによって大きく差があります。中学校の基礎的な英語を学び直す段階から、難関大学受験を見据えた高度な長文読解、英会話に特化した実践的な指導まで幅広いです。入学後に「思っていた授業と違った」とならないよう、英語の授業内容やコースの特徴を事前に確認しておくことが大切です。
自主学習とスケジュール管理が必要になる
通信制高校では、自分で学習計画を立てて取り組むことが大切です。全日制高校のように毎日の授業時間が決まっているわけではないため、計画的に学習を進める必要があります。英語は継続して学ぶことで力が身につきやすいため、無理のない範囲で学習を習慣化するとよいでしょう。
通信制高校のおもな英語学習プログラム
各通信制高校は、生徒の学習習熟度や将来の目標に合わせた多様なカリキュラムを用意しています。
中学校英語からの学び直し
英語に強い苦手意識がある生徒に向けて、中学校の学習内容から復習できるプログラムが用意されています。英単語や基礎文法を個人の進度に合わせて丁寧に学び直せるため、つまずいた箇所を解消できます。基礎を確実に定着させることで、高校レベルの学習へスムーズに移行可能です。
英検・TOEIC・IELTSなどの資格対策
実用英語技能検定やTOEIC、IELTSなどの民間英語試験の対策講座を設けている通信制高校も多くあります。試験の傾向に合わせた専用の学習教材を活用し、個別指導や模擬試験を繰り返すことで効率よくスコアを伸ばせます。取得した資格やスコアは、大学によっては総合型選抜や学校推薦型選抜の出願条件や評価の対象となる場合があります。
参考:【参考資料4】大学入学者選抜関連基礎資料集(総合的な英語力の育成・評価関係)
大学受験の英語対策
大学受験を目指す生徒に向けて、入試に直結するハイレベルな英語対策授業を提供している学校では、基礎的な長文読解から国公立大学・難関私立大学の二次試験対策まで、志望校に応じた個別指導を受けられます。自身の学習スケジュールに受験勉強を組み込めるため、受験対策を早期から有利に進められます。
オンライン英会話・外国人講師の授業
インターネットを活用したオンライン英会話システムを導入し、ネイティブスピーカーの外国人講師とマンツーマンで会話する授業を提供している学校もあります。テキスト上の学習だけでなく、実際に話す機会を多く確保することで、実践的なリスニングやスピーキングの能力を飛躍的に高めることが可能です。
留学・海外研修プログラム
海外の提携校への留学や、短期の語学研修プログラムを提供する通信制高校が数多く存在します。現地での生活を通じて生きた英語や異文化に触れる体験は、語学力だけでなく国際的な視野を広げる貴重な機会となります。学校によっては、留学中に取得した単位を卒業に必要な単位として認定できる場合があります。また、帰国後の進路相談や大学進学のサポートを行っている学校もあります。
通信制高校とインターナショナル通信制高校の違い
一般的な通信制高校と、グローバル教育に特化したインターナショナル通信制高校には複数の違いがあります。
授業で使用する言語
通常の通信制高校では、基本的に日本語で授業が行われます。一方、インターナショナル通信制高校では英語を主な使用言語としており、学校によっては国語など一部の教科を除き、多くの授業を英語で実施しています。英語を使う機会が多いため、実践的な英語力を身につけやすい環境といえます。
卒業資格と大学進学への影響
一般的な通信制高校は、日本の学校教育法第1条に定められた高等学校に該当するため、日本の高校卒業資格を取得可能です。一方で、外国の認可団体や制度に基づくインターナショナル通信制高校の場合、単体では日本の高卒資格を得られない場合があるため、国内大学の受験資格を満たすための連携制度を確認する必要があります。
参考:学校教育法 | e-Gov 法令検索
参考:大学入学資格について|文部科学省
入学時期と卒業時期
日本の標準的な通信制高校は、おもに4月や10月を入学時期として定めています。これに対して、海外の教育課程に準拠しているインターナショナル通信制高校では、9月入学や6月卒業といった海外の学期制を導入している場合が多いです。留学や海外大学への進学スケジュールに合わせやすい設計となっています。
卒業後の進路
一般の通信制高校を卒業した生徒は、国内の大学、短期大学、専門学校への進学や就職がおもな進路となります。インターナショナル通信制高校の卒業生は、高い英語力を生かして海外の大学へ直接進学する割合が高い傾向にあります。また、国内の大学へ進学する場合は、総合型選抜などで英語資格や海外での学習経験を評価する大学もあります。
英語に力を入れている通信制高校の選び方
各通信制高校が提供するカリキュラムや指導体制を精査し、自身の学力と目標に適した学校を選ぶことが大切です。
自分の目的に合うコースがあるか
通信制高校を選ぶ際は、設置されているコースが自身の将来設計と合致しているか確認してください。日常英会話の習得、大学受験対策、実務的なビジネス英語の習得など、目的に特化したカリキュラムが用意されていれば、無駄なく必要な語学力を身に付けられます。進路に直結する専門コースの有無を調べることが肝心です。
英検などの資格取得を支援しているか
実用英語技能検定などの資格取得に向けた具体的なサポート体制があるか確認します。試験対策に特化した特別講座の開講、個別面談による指導、校内での模擬試験実施など、手厚い支援体制があればモチベーションを維持して学習を進められます。学校を比較する際は、資格取得の実績だけでなく、どのようなサポートを受けられるのかも確認しておきましょう。
少人数指導や個別学習に対応しているか
語学の習得には個人の進度に合わせた手厚いフォローが必要不可欠です。少人数制のクラス編成やマンツーマンの個別指導に対応している学校であれば、疑問点をその都度質問して解消できます。自身の英語力に不安がある場合こそ、生徒1人ひとりに寄り添った個別サポート体制が整っているかを重視してください。
英語の授業時間・英語を使う機会が多いか
実用的な英語力を身に付けるためには、学習時間と日常的に英語を使用する機会の多さが関係します。週あたりの英語授業コマ数や、ネイティブ講師と対話できる英会話プログラムの充実度を確認してください。日常的に英語をアウトプットできる環境が用意されていれば、話す能力や聞く能力が早く磨かれます。
大学・留学・就職などの進路実績があるか
学校選びでは、卒業生がどのような進路に進んでいるかも確認しておきたいポイントです。過去に難関大学への合格者を輩出しているか、海外の大学へ進学した生徒がいるか、英語力を生かした職業への就職実績があるかなどを調べましょう。
通学・オンラインを選べるか
自身の生活リズムや体調に合わせて、学習スタイルを柔軟に選択できるか確認します。定期的に校舎へ通って対面で授業を受ける通学スタイルと、自宅にいながらインターネット経由で英語を学ぶオンラインスタイルを自由に選べる学校であれば、無理なくモチベーションを維持して学習を継続できます。
まとめ
通信制高校での英語学習は、自分のペースで基礎から学び直せる点や、英検対策・大学受験・留学に向けてまとまった勉強時間を確保できる点が大きなメリットです。学校ごとに提供される学習プログラムや指導体制が異なるため、個別指導の有無や進路実績を確認し、自身の目標に合った最適な学校を選んでください。
飛鳥未来高校グループでは、ライフスタイルに合わせて選べる5つの通学スタイルを用意しており、在校生向けの海外留学プログラムや検定対策講座、英会話を学べるオンラインコースなども用意されており、自分のペースで英語や国際文化への学びを深めることができます。また、専門知識を持つ教職員やスクールカウンセラーによるサポートと、担任制による個別指導を組み合わせ、不登校を経験した人も安心して学べる環境が整っています。通信制高校への進学を検討している人は、自分に合った学校選びの参考として、飛鳥未来高校グループの詳細もぜひご確認ください。