通信制高校は全日制高校と比べて時間の融通が利きやすいため、進学や転入を機にアルバイトを始めたいと考える人は多いでしょう。
本記事では、通信制高校の生徒がアルバイトをするメリットやおすすめの職種、注意したいポイントを分かりやすく解説します。よくある質問にも答えているので、ぜひ参考にしてください。

通信制高校はアルバイトとの両立がしやすい!
通信制高校は、全日制高校と比較して登校日数が少なく、自宅学習を中心に単位を修得できる環境が整っています。そのため、平日の日中を含めてスケジュール調整がしやすく、アルバイトと勉強を無理なく両立させることが可能です。
授業や登校のスケジュールを自身の都合に合わやすいため、まとまった時間時間を確保しやすい点も特長です。
通信制高校に通いながらアルバイトをする4つのメリット
通信制高校の生徒がアルバイトをすると、以下のようなメリットを期待できます。
生活リズムが整う
通信制高校は自宅での学習時間が多く、日々のスケジュールが個人の裁量に委ねられます。アルバイトを予定に組み込むことで、起床や就寝の時間が一定に保たれ、規則正しい生活習慣を維持しやすくなります。社会的な活動へ参加する機会が得られるため、自己管理能力の向上や毎日の生活に心地よい緊張感をもたらす点もメリットです。
社会経験を積める
通信制高校の在学中にアルバイトに取り組むことで、学校以外のコミュニティで多様な年代の人と接する機会が生まれます。異なる価値観を持つ同僚や顧客とコミュニケーションを取る経験は、社会性やコミュニケーション能力を身につけるきっかけになります。
また、社会のルールやマナーを実生活のなかで学べるため、将来の進学や就職にも役立つ経験を積めるでしょう。
将来につながる経験ができる
高校在学中のアルバイトは、自らの適性を見極め、将来のキャリアパスを具体化する貴重な機会となります。接客業や事務作業など、実際の業務を通じて得た知見や技術は、卒業後の就職活動や進学先での活動におけるアピールポイントです。
「働くこと」がどういうことか実体験として理解できるため、自身の進路を主体的に選択する基盤が整います。
学費や趣味のお金を稼げる
通信制高校に通いながらアルバイトをすれば、学費や趣味、将来のための貯蓄などに充てるお金を自分で稼げます。
ただし、アルバイトによる年間の給与収入が123万円を超えると、保護者の扶養控除に影響する場合があります。また、年間の給与収入が160万円を超えると、本人に所得税がかかる場合があります。制度は改正されることもあるため、最新の情報を確認しながら働くことが大切です。
さらにアルバイトを通じて、自分で稼いだお金を計画的に使う経験を積めることもメリットの一つです。収入と支出を管理する習慣が身につき、お金の使い方を考えるきっかけにもなります。
通信制高校の生徒におすすめのアルバイト
通信制高校の生徒には、シフトの自由度が高く、個人のペースで働きやすい職種が適しています。例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケットのスタッフは、幅広い時間帯から勤務時間を選べるため、学校生活に合わせた調整が容易です。
また、自身の学習経験を生かしたい場合は、塾の受付・事務スタッフや、高校生でも応募可能な模試の採点・添削アルバイトなどを探してみるのもおすすめです。さらに、軽作業やピッキングなどの工場内軽作業は、複雑な人間関係に悩まされることなく黙々と作業を進められるため、初めてアルバイトをする人も安心して取り組めます。
通信制高校に通いながらアルバイトをする際の注意点
通信制高校の生徒がアルバイトをする場合は、以下のようなポイントに注意しましょう。
学校生活や勉強がおろそかにならないようにする
アルバイトと学業を両立するためには、レポートの提出やスクーリングの予定を考慮しながら働くことが大切です。1週間のスケジュールをあらかじめ立て、学習時間を確保しておくことで、無理なく両立しやすくなります。
自身の学力や体力に合わせて勤務日数を調整し、試験期間中などは勤務時間を減らしたり休みを申請したりするなど、無理をせず学校生活に支障がない範囲で働くよう心がけましょう。
「卒業後もこのままアルバイトでいいや」と安易に考えない
通信制高校に通いながらアルバイトを続けるなかで、そのまま働き続けたいと考える人もいるでしょう。しかし、卒業後の進路は、将来の働き方やキャリアに大きく関わります。
アルバイトは社会経験を積む貴重な機会ですが、卒業後の選択肢を広げるためにも、進学や就職などを含めて将来の進路を慎重に考えることが大切です。
違法な求人には応募しない
アルバイトを探す際は、労働基準法に違反する求人や、いわゆる「闇バイト」に注意しましょう。高収入を強調する求人や、SNSだけで募集している求人のなかには、犯罪に巻き込まれるおそれがあるものもあります。
応募する前に、会社名や勤務地、仕事内容などが明確に記載されているかを確認することが大切です。不安を感じる求人は避け、求人サイトやハローワークなど信頼できるサービスを利用してアルバイトを探しましょう。
通信制高校生のアルバイトに関するよくある質問
ここからは、通信制高校の生徒のアルバイトに関するよくある疑問や不安にお答えします。
通信制高校の生徒はアルバイトに受かりにくい?
基本的に、通信制高校の生徒がアルバイトの選考において不利になることはありません。
採用担当者は、学業に支障が出ない範囲でシフトに入れるかどうかを重視する傾向があります。通信制高校の生徒は平日の日中や夕方など、全日制高校の生徒が勤務できない時間帯にも柔軟に対応できるケースが多いため、むしろ歓迎されるケースもあるでしょう。
自己管理能力や働く意欲を面接でしっかりとアピールできれば、採用される可能性は十分に高まります。
通信制高校に入学しても16歳になるまでは働けない?
通信制高校に入学した生徒は16歳未満であってもアルバイトを始められます。労働基準法では、満15歳に達した日以降の最初の3月31日、つまり中学校を卒業した4月1日から労働が認められているためです。
16歳の誕生日を迎える前であっても法律上の問題はありませんが、深夜労働の禁止など年少者保護の規則が適用される点には注意が必要です。
※参考:労働基準法|e-Gov法令検索
※参考:高校生のみなさんへ アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント|厚生労働省
通信制なら「高校生不可」の求人にも応募できる?
通信制高校の生徒が「高校生不可」の求人に応募できるかどうかは、企業の判断により異なります。
企業がこの条件を設ける背景には、労働基準法による深夜労働の禁止や、学業優先の観点からシフト調整が複雑になるという事情があります。もし、「高校生不可」としている理由がシフト調整の観点であれば、時間に融通の利きやすい通信制高校の生徒であれば採用される可能性があるかもしれません。
まずは「高校生歓迎」と記載されている求人を優先して選びつつ、どうしても気になる求人であれば採用窓口に問い合わせて、通信制高校なのでシフトに入りやすいことを伝えつつ応募してよいか確認してみるとよいでしょう。
まとめ
通信制高校は登校日数を抑えて自宅学習を進められるため、アルバイトと学業を両立しやすい環境が整っています。働くことで生活リズムが整い、社会経験や将来に向けた適性を学ぶ機会が得られる点、趣味や遊びなどにかかるお金を自ら稼げる点が大きな魅力です。
三幸学園が運営する「飛鳥未来高校グループ」なら、「月1登校」や「週1登校」など5つの通学スタイルから自分に合ったものを選べるので、アルバイトとの両立も容易です。また、心理学の専門的な知識を持つ教員やスクールカウンセラーによるメンタルサポートと、担任制による個別指導で、不登校経験者も安心して通える環境を整えています。
まずは学校説明会への参加や資料請求を通して、学校の雰囲気を確かめてみてください。