【コラム】通信制高校のスクーリングとは?必要回数や内容、行けない場合の対処法も解説

2026.09.25
通信制高校について

通信制高校への進学を考えている人のなかには、スクーリングとはどのようなものなのか、疑問を持つ人も多いでしょう。スクーリングは単位修得に関わる大切な学習の機会ですが、学校によって実施方法や回数は異なります。

この記事では、通信制高校のスクーリングの基本から参加日数の目安、メリット・デメリット、欠席時の対処法まで分かりやすく解説します。

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通信制高校のスクーリングとは?

通信制高校のスクーリングとは、登校して面接指導を受ける授業形態を指します。通信制高校の卒業資格を得るためには、レポート提出、試験の合格と並んで、スクーリングへの出席が必須です。

通信制高校でスクーリングが実施される理由

通信制高校でスクーリングが実施されるのは、学校教育法施行規則によって面接指導の受講が義務付けられていることが理由です。自学自習を基本とする通信制高校において、教員から直接指導を受けることで、学習の疑問点を解消し、確実な学力の定着を図ります。また、集団生活を通じて社会性を育む機会としても重要な役割を担っています。

※参考:e-Gov法令検索|学校教育法施行規則

スクーリングで学ぶ内容と授業の流れ

スクーリングで学ぶ内容は、一般的な国語や数学といった教科の講義、体育の実技、理科の実験など多岐にわたります。授業の流れは全日制高校と同様に、時間割に沿ってチャイムで始まり、各教科の解説や演習が実施される形式が一般的です。

通信制高校のスクーリング回数の目安

通信制高校のスクーリング回数は、学校や選択するコースによって異なります。年間数日程度で済む形式から、全日制高校のように週5日登校する形式まであります。

スクーリング回数は学校や履修科目によって異なる

スクーリング回数は学校や履修科目や通学スタイルによって異なるため、事前の確認が重要です。一般的な通学コースでは週1日から5日程度登校しますが、集中スクーリングを採用する学校では、年間数日程度のまとまった登校で単位修得を目指します。

また、体育や芸術科目など実技が必要な科目は、座学の科目よりも多くの登校日数が設定される傾向にあります。

オンライン学習などで回数を免除できる場合もある

オンライン学習などで回数を免除できる場合、効率的な学習が可能です。インターネットを用いた動画視聴やレポート提出を行うメディア学習を活用すると、文部科学大臣が定める規定に基づき、登校して受ける面接指導の時間数を一部軽減できます。オンライン学習があれば、通学の負担を抑えながら自宅中心の学習を進められます。

※参考:通信制高校について(通信制課程の教育課程)|文部科学省

通信制高校におけるスクーリングのメリット

通信制高校におけるスクーリングのメリットは、対面ならではの直接的な指導や交流を得られる点です。自学自習だけでは得られない、学習面と精神面でのサポートが受けられます。

先生に直接質問しながら理解を深められる

スクーリングでは、先生に直接質問しながら理解を深められる点が大きなメリットです。通信制高校の学習は自宅でのレポート学習が中心となるため、不明点が生じた際に自力で解決するのが難しい場合があります。

面接指導の機会を活用して対面で解説を受けることで、疑問を解消し、正確な知識を身につけられます。専門的な内容も先生の支援があれば、納得して進めやすいのも特徴です。

同級生との交流で学習を続ける意欲につながる

同級生との交流で学習を続ける意欲につながる点も、通信制高校がスクーリングを設ける理由の1つです。通信制高校は1人で学習を進める時間が長く、孤独感やモチベーションの低下を招く傾向があります。

スクーリングに参加して同じ目標を持つ仲間と出会い、情報交換や会話を交わすことは、モチベーションを維持するために重要です。行事や休み時間の関わりを通じて交友関係が広がれば、卒業まで前向きに学習を継続しやすくなります。

実技や専門科目などが学べる授業がある

実技や専門科目などが学べる授業は、座学以外の実践的なスキルや専門分野を習得する貴重な機会です。

体育の実技、芸術科目の創作活動、特色のある専門科目などは、自宅の環境だけでは再現できません。また、様々な学びを通じて将来の夢や好きなことを見つけるきっかけにもなります。

通信制高校におけるスクーリングのデメリット

通信制高校におけるスクーリングでは、通学にかかる費用や時間の負担が生じることがあります。自宅での学習を中心に進めている場合、学校や会場へ移動するための交通費や宿泊費、移動時間が負担となる可能性があります。

また、普段は個別で学習を進めているため、集団授業の環境や慣れない人間関係に対して、精神的な疲労や緊張を感じることもあります。

ただし、スクーリングの頻度や実施場所は学校によって異なります。事前にスケジュールや通学にかかる費用を確認し、自分に合った学習スタイルの学校を選ぶことで、負担を抑えながらスクーリングに参加しやすくなります。

通信制高校のスクーリングの種類

通信制高校のスクーリングには複数の形式があり、生徒が自身の状況に合わせて柔軟に選択できます。

通学形式

通学形式は、毎週決まった時間割で通う形式と、自分のペースに合わせて通える形式があり、どちらも校舎へ登校して面接指導を受けるスクーリングです。全日制高校に近いリズムで規則正しく通いたい生徒や、自分のペースを保ちながらも教員や同級生との対面機会の中で充実した学校生活を送りたい生徒に向いています。

集中形式

集中形式は、特定の時期に数日間連続して登校し、まとめて面接指導を受けるスクーリングです。夏休みや冬休みなどの長期休暇期間に設定されることが多く、普段の通学負担を最小限に抑えられます。

日々の時間を仕事や趣味、専門分野のレッスンなどに充てたい生徒にとって、効率的に卒業を目指すことができます。

合宿形式

合宿形式は、本校や大自然に囲まれた体験施設などに数日間宿泊し、集中的に授業を受けるスクーリングです。普段とは異なる環境で特別活動や地域交流、学習などを集中的に行います。

一度の参加で年間に必要なスクーリングの大半を消化できる場合が多く、遠方に住む生徒にとっては時間や費用の負担が軽減できます。

通信制高校のスクーリングの服装や持ち物

スクーリングに参加する際の服装は基本的に自由であり、私服で登校する生徒が大半を占めます。ただし、体育の実技がある日はジャージや運動靴など、授業内容に適した服装を選ぶ必要があります。

持ち物は、教科書や筆記用具、レポート課題、身分証明書などが基本です。また、昼食や飲み物、体育館履きなど、学校から持ち物が指定されることもあります。

通信制高校のスクーリングに行けない場合の対処法

通信制高校のスクーリングに行けない場合の対処法を把握しておきましょう。万が一欠席しても、適切な手順を踏むことで卒業要件を満たせる可能性があります。

まずは学校へ相談する

まずは学校へ相談することが最優先です。体調不良や急な用事でスクーリングを欠席する場合は、判明した時点で速やかに学校へ連絡を入れてください。事前に事情を伝えることで、今後の予定や代替措置についての正確な案内を受けられます。無断欠席は評価に悪影響を及ぼす可能性があるため、必ず連絡しましょう。

振替や補講で対応してもらう

振替や補講で対応してもらうことにより、不足した出席時間数を補えます。通信制高校の多くは、別の曜日や時間帯に実施される同科目の授業への振替、長期休暇中の補講といった救済措置を用意しています。

学校から提示されるスケジュールを確認し、指定された期日までに代替の授業を確実に受講しましょう。

単位認定への影響を学校や先生に確認する

単位認定への影響を確認することは、留年を防ぐために欠かせない手順です。スクーリングには科目ごとに最低限出席しなければならない時間数が法令(学校教育法施行規則など)で定められています。

欠席分の振替や補講を行っても出席日数が足りない場合、該当科目の単位を落とすリスクがあります。残りの必要時間数や振替の手順などを学校や先生に確認して計画的に受講しましょう。

※参考:「令和の日本型学校教育」の実現に向けた通信制高校の在り方に関する調査研究協力者会議|文部科学省

スクーリングに参加しやすい通信制高校を選ぶポイント

スクーリングへの参加のしやすさは、学習を継続してスムーズに卒業するために重要です。自分の状況に適した通信制高校を選びましょう。

通学頻度を確認する

通学頻度の確認は、無理なく卒業を目指すために欠かせません。通信制高校には週5日登校する形式から、年数日程度の形式まで多様な通い方が存在します。自身の状況や体調、ライフスタイルに合わせて、負担なく通いきれる登校日数が設定されているかどうか事前にチェックしましょう。

スクーリング形式を確認する

スクーリング形式の確認は、学習効率を高める上で大切です。必要な回数校舎へ通う通学形式、長期休暇に集中して受講する集中形式、宿泊を伴う合宿形式など、学校ごとに特色が異なります。

仕事や趣味との両立、集団行動への適性などを考慮し、最も取り組みやすい形式を導入している学校を選びましょう。

登校施設までのアクセスを確認する

校舎やスクーリング会場など登校施設までのアクセスの確認は、精神的および金銭的な負担を軽減するために不可欠です。普段の学習拠点だけでなく、実際の面接指導が実施される場所や特設会場も把握する必要があります。

また、自宅からの所要時間や交通費、乗り換えの利便性を考慮して、長期的かつ継続的に通える範囲内であるかを見極めましょう。

サポート体制を確認する

サポート体制の確認も、学習を挫折せずに進めるために重要です。万が一スクーリングを欠席した際の振替授業の有無や、個別対応の充実度を確かめる必要があります。教員による丁寧な学習相談やカウンセリング体制が整っている学校であれば、不安や課題が生じた場合も安心です。

まとめ

通信制高校のスクーリングは、単位修得に必要なだけでなく、先生から直接学んだり仲間と交流したりできる大切な機会です。学校によって実施方法や通学回数、サポート体制は異なるため、自分が無理なく続けられる環境を選ぶことが大切です。

三幸学園が運営する「飛鳥未来高校グループ」は、全国に45キャンパスを展開し、「月1通学」「週1通学」など5つの通学スタイルを自由に選択可能です。

認可を受けた通信制高等学校のため、入学したキャンパスへの登校のみで卒業を目指すことができ、担任によるきめ細やかな登校サポートも整っています。不登校経験のある人や、スクーリングに不安がある人にもおすすめです。

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