【解説】通信制高校の資料請求はいつがいい?失敗しないための時期と流れを紹介

2025.06.27
通信制高校について

通信制高校への入学を検討するにあたり、いつ資料請求すればよいか気になる方もいるでしょう。本記事では、通信制高校の資料を請求するおすすめの時期や、パンフレットで見るべきポイントについてまとめました。納得できる学校選びのために、ぜひ本記事を参考にしてください。

中学卒業後の進路に「通信制高校」という選択肢を入れるにあたって、どのように情報を集めればよいか詳しく知りたいという方も多いでしょう。

本記事では、通信制高校に資料を請求するタイミングや、活用方法などについて分かりやすく解説します。後悔のない進路選びをするために、ぜひ本記事をチェックしてみてください。

通信制高校の資料請求は必須!学校選びを成功させる秘訣

通信制高校への進学を検討する場合、大切なのは自分に合った学校を選ぶことです。まずは資料請求してみましょう。

サイトだけでは分からない学校の特徴

通信制高校は、学習スタイルや学べる分野、サポート体制などが学校によって大きく異なります。学校の公式サイトでもある程度の情報は得られますが、より詳しい内容を知るためには、資料請求が必須です。

多くの場合、パンフレットには学校の教育方針やカリキュラム、学費やサポート体制の他にも、在校生インタビューや学校内の写真などが掲載されています。

ぜひ、これらの情報を進路決定に役立てましょう。

新入学・転入・編入で変わる卒業のタイミング

通信制高校に進学する場合は、入学時期によって必要な単位数や卒業の時期が変わる可能性があることに注意しましょう。

通信制高校には、中学校卒業直後の4月に入る「新入学」と、別の高校から移る「転入」と、別の高校を退学後に入る「編入」という3つの入学方法があります。このうち、単位数や卒業時期に注意が必要なのは、転入や編入の場合です。

転入・編入では、前の在籍校で取得済みの単位数が、卒業に必要な単位数の一部として引き継がれます。

 しかし、学年の途中で転入・編入する場合は、前の在籍校でのその学年の単位は取得できていないことがほとんどです。
 そのため、転入・編入後に改めて単位取得を目指していくことになります。同学年の方たちと同じタイミングでの卒業を目指す場合は、早急に入学を検討している学校の資料請求や、相談会への参加を検討しましょう。

いつが適切?通信制高校の資料請求ベストタイミング

ここでは、通信制高校の資料請求に適した時期について解説します。入学方法によってベストタイミングが異なるため、自分に合う項目を参考にしてください。

新入学なら中学2年生の夏〜冬、中学3年生の春~夏が目安

通信制高校に新入学する場合、資料請求のベストタイミングは大きく2つ。1つ目は、中学2年生の夏から冬頃です。

高校受験では、中学3年生の4月に第1回の進路希望調査票を記入することが一般的です。その時点までに志望校を絞り込んでおくためには、早い段階で資料請求し、高校の情報を調べ始める必要があるでしょう。

また、資料請求のベストタイミング2つ目は、中学3年生の春~夏です。中学3年生になってから通信制高校への入学を検討し始める方もたくさんいます。夏頃までには資料請求と説明会への参加をして、志望校を決めるのが一般的です。

転入・編入希望者は「思い立ったらすぐ」が鉄則

通信制高校への転入や編入を希望する場合は、できるだけ早く資料請求しましょう。その理由は、入学する時期によって卒業のタイミングが変わる可能性があるからです。
「できるだけスムーズに卒業したい」「進学や就職に支障をきたしたくない」という方は、上記を踏まえて早めに資料を取り寄せ、転入・編入の制度について確認するようにしましょう。

資料請求は公式サイトや一括請求サイトから行う

通信制高校のパンフレットを請求する際は、インターネットのサイトを活用するとよいでしょう。

資料請求の方法には、学校の公式サイトから直接請求するものと、一括請求サイトから複数校の資料をまとめて請求するものがあります。

志望校が決まっている場合であれば、公式サイトから直接請求するのがおすすめですが、いくつか候補がある場合などは、一括請求サイトを利用して複数の学校を比較検討するのが望ましいでしょう。

資料請求でチェックすべきポイント4つ

自分に合った通信制高校を選ぶために、パンフレットでは以下の点を確認してみましょう。

①学費とスクーリング場所や頻度

通信制高校の学費は、志望先の学校が公立か私立かによって金額が大きく異なります。

 特に私立の場合、入学金・授業料などの基本的な費用から、教材や設備、サポートにかかる費用まで、高めに設定されている学校が多いため、パンフレットによるチェックは必須です。入学後に学費を払い続けられるかどうか、保護者と一緒にしっかりとチェックしましょう。

また、通信制高校では、スクーリングに出席することが卒業の要件となっています。スクーリングの方法や場所、日数なども学校によって異なるため、各校の概要をよく調べ、自分が出席できるかどうか確認するようにしましょう。

②サポートの充実度

通信制高校のサポート体制は、学校によって様々です。パンフレットには、それぞれの学校で受けられるサポートについても詳しく記載されているため、自分にとって必要なものがあるか、しっかりと確認した上で志望校を決めてください。

たとえば、自己管理が苦手なら、先生と一緒に学習計画を立てられる学校が向いていますし、大学進学を目指すなら、受験対策が充実した学校を選ぶ必要があります。

飛鳥未来高校グループなら、学習計画のサポートが受けられるだけでなく、大学進学を目指す方向けの「進学コース」をご用意しています。また、学習面のサポートだけでなく、生活面や学費面のサポートも充実しています。

入学後の学校生活をよりよいものにしてもらえるよう、パンフレットには詳細な説明がされています。ぜひ有効活用しましょう。

③学習内容やスタイル

通信制高校を選ぶ際は、学習スタイルやカリキュラムを確認することも大切です。

通信制高校で学ぶ場合、「通学型」「在宅型」の2つの学習方法から選ぶのが一般的ですが、学習内容や通学頻度などの具体的な内容は、学校ごとに異なります。

パンフレットには、これらの情報も詳細に記載されているため、自分の生活リズムや体調に合わせて無理のない学び方ができるかどうか、しっかりと確認しておきましょう。

なお、通信制高校の中には、芸術・スポーツ・ITなどの専門分野に力を入れた学校もあります。特に学びたい分野がある場合は、それに対応するコースや授業がある通信制高校の資料を取り寄せることが大切です。

プロスポーツ選手になるための練習や芸能活動など、学業以外の活動をしている人は特に、学校との両立が課題になるため、パンフレットでしっかりと確認しておきましょう。

④卒業後の進学実績

通信制高校卒業後に、大学進学を希望している場合は、学習サポートの内容をしっかり確認しておきましょう。

たとえば、大学進学コースが設置されていたり、進学支援体制が充実していたりする学校では、受験対策に特化した授業や模試対策、個別の面接指導などを受けられることがあります。

また、自分の志望校あるいは志望分野に関連する大学への進学実績があるかどうかも、パンフレットで確認すべき重要なポイントです。

資料請求を最大限に活かす!効率的な検討と次のステップ

ここでは、自分に合った通信制高校を見つけるための資料の活用方法を3つ紹介します。

①学校の基本情報を把握する

パンフレットが届いたら、学校の基本的な情報をしっかりと把握しましょう。それとともに、学校の公式サイトでも最新情報をチェックするのがおすすめです。

学科・コースの内容、学費、スクーリングの頻度や場所、学習スタイル、各種サポート体制、進学・就職実績などの情報は、学校選びにおける重要な判断材料になります。

また転入・編入を考えている場合は、上記の内容に加えて、募集時期などについても確認することを忘れないようにしましょう。

資料請求した学校が複数ある場合も、すべて同じように丁寧にチェックし、自分にふさわしい志望校を選んでください。

②比較検討で「自分に合う学校」のイメージを具体化

次に、志望校を絞り込んでいきましょう。ここで大切なのは、自分にとって理想的な通信制高校を具体的にイメージすることです。

どのような学び方をしたいのか、どのくらいの頻度で登校したいのか、どのようなサポートを受けたいのかなど、自分が通信制高校に求めることを整理しましょう。転入・編入の場合は、いつ卒業したいのかを考えることも重要です。

③説明会や個別相談で直接疑問を解消する

パンフレットなどで情報収集した後は、志望校の説明会や個別相談会にも参加してみましょう。

直接足を運ぶことで、学校の様子をリアルに体感できます。「入学してみたら思っていた雰囲気と違った」というミスマッチを防ぐためにも、実際に学校を訪れることは大切です。

また、学校に行けば、部活動や学校生活などについて在校生から話を聞いたり、資料を読んでもよく分からなかったことを直接先生に質問したりもできます。

まとめ

本記事では、通信制高校の資料請求のタイミングやパンフレットで確認すべきポイントについて解説しました。

数ある通信制高校から、自分に合った1校を選ぶために大切なことは、できるだけ多くの情報を集め、自分にとって本当に必要なサポートが受けられる学校を選ぶことです。

ぜひ本記事を参考に必要な情報を集めて、自分にぴったりの通信制高校を見つけてください!

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