
【パンフレット資料請求】見るべきポイントは?どのページをチェックすれば良い?

高校卒業後の進学先を考える方法のひとつに資料請求がありますが、中には情報ならインターネットで調べれば良いと考える方や、パンフレットの読み方が分からない方もいるでしょう。
そこで、本記事では資料請求をするメリットやパンフレットの上手な活用法、忙しくても必ず見るべきページについて、詳しくお伝えします。
【目次】
1.パンフレットを資料請求したら何日後に届く?
資料請求をしてからパンフレットが届くまでの一般的な日数は、3~10日程度です。進学サイトで資料請求をした場合でも、資料は各学校から直接送られてきます。
ただし、資料の発送が遅れる場合があることには注意が必要です。たとえば、土日祝日、お盆、年末年始は、学校が休みとなるため資料の発送作業が行われず、休み明けの発送となります。
ほかには、新年度を機にパンフレットが新しくなる3~4月に発送が遅れたり、配送事情により配達に時間がかかったりする場合もあります。
もし10~14日ほど待っても資料が届かない場合は、資料請求をしたサイトに問い合わせてみてください。資料が届かない場合の連絡先や、問い合わせフォームなどに、資料請求した日付と共に資料が届いていないことを連絡し、状況を確認しましょう。
2.パンフレットを資料請求するメリット
学校の情報ならインターネットでも見られるのに、なぜ紙のパンフレットが必要なのかと疑問に思う方もいるでしょう。そこで、パンフレットが役立つ理由についてお伝えします。
2-1.いつでも見ることができる
パンフレットを取り寄せて手元に置いておけば、いつでもさっと学校の情報を見ることができます。インターネットで検索したり、重いデータをダウンロードしたりする手間がかからないので便利です。
2-2.志望校の説明時に活用できる
パンフレットには、その学校では何を学べるのか、学費はどれぐらいなのか、どのような施設があるのかなど、さまざまな情報が詳しく掲載されています。パンフレットがあれば、そうした情報を保護者や先生へ具体的に説明しやすくなるでしょう。
特に、行きたい学校のことを保護者から反対されている場合、パンフレットが役に立ちます。インターネットで調べるだけでなく、わざわざ資料を取り寄せたというその姿勢が、真剣さの表れになるからです。
また、保護者や先生たちの世代には「紙に書いてあることなら信用できる」と感じる人も多くいます。紙のパンフレットを見せて説得をすれば、自分が志望する学校を保護者や先生に納得してもらえる可能性が高まります。
2-3.複数の学校を比較できる
複数の学校情報を見比べたい時、インターネットだとブラウザのタブを切り替えながら見ることになり、あまり見やすいとは言えません。
一方パンフレットなら、その場に並べるだけで簡単に比較検討ができます。施設を見比べたければ各学校パンフレットの施設ページを、学費なら学費ページを開いて並べれば良いのです。学校による違いが一目瞭然になり、本当に行きたい学校を絞り込みやすくなるでしょう。
3.パンフレットの見るべきチェックリスト
ここからは大学や専門学校のパンフレットで、必ず確認したい大事なポイントを紹介します。
3-1.何を学ぶのかを確認する
カリキュラムや時間割の例、1日の授業内容などに目を通し、その学校では何が学べるのかを確認しましょう。
学校名や学科名を見るだけでは、その学校で学べる具体的な内容は分かりにくいものです。たとえば「保育について学べる専門学校」と一口に言っても、歌やピアノなど音楽系の学びが充実している学校もあれば、体育指導について専門的に学べる学校もあります。
入学後の学習内容を具体的にイメージしながら、自分の将来の目標につながる学びが得られそうかどうかをチェックすると良いでしょう。
3-2.学校の基本理念を確認する
パンフレットでは、学校の基本理念も見逃せません。基本理念には、その学校が育てたい人物像が反映されており、学校は理念に合った学生を入学させたい意図があります。ですから、その学校に入学したいなら、自分は理念に合った人物であるとアピールしなくてはならないのです。
学校が求める学生像を把握しておけば、志望理由書を書いたり、面接で志望動機を述べたりする際に役立ちます。希望する学校へ入学できるよう、基本理念をしっかり押さえておきましょう。
3-3.入学後のキャンパスライフを確認する
パンフレットには、学内マップ、サークル活動、在校生の1日の様子などが、豊富な写真と共に詳しく紹介されています。入学してから数年間経験することになる、キャンパスライフの情報にも注目してみてください。
下宿先、一人暮らしのためのワンルームマンション、学校周辺のお店なども掲載されていることがあります。暮らしにまつわる情報についても目を通しながら、入学後の生活をイメージしてみましょう。
4.忙しくても読むべき!パンフレットの必見ページ
パンフレットには役立つ情報が満載ですが、忙しくて全部読むのは難しいという方もいるでしょう。そんな方のために、ぜひ目を通してほしいページを厳選してご紹介します。
4-1.学校の魅力まとめページ
パンフレットでは学校の魅力について詳しく説明されていますが、忙しい時にすべての内容を読み込むのは難しいといったケースがあるでしょう。そこでおすすめなのが、学校の魅力が簡潔にまとめられたページを探すことです。
カリキュラムの特徴、他校とは違った特色ある学び方、資格取得や就職の支援体制など、学校の魅力がまとまったページに目を通してみてください。自分もここで学んでみたいと思えるポイントを探しましょう。
4-2.興味がある学科・コースのページ
自分が興味を持っている学科やコースのページは、忙しくても確実にチェックしましょう。カリキュラムや時間割の例、実習の内容、教員と在校生のインタビュー、授業風景が分かる写真などが紹介されています。
学ぶ内容だけでなく、その学科・コースで学ぶとどんな力が身に付くかについても、詳しく説明されています。複数の学校の学科・コースページをじっくり見比べて、自分が学びたい内容や将来の目標と合っている学校・学科・コースを絞り込みましょう。
4-3.資格ページ
入学後に取りたい資格があったり、何らかで役立つ資格を積極的に取っていきたいと考えていたりするなら、資格に関するページも見逃せません。
パンフレットでは、在学中や卒業時に取れる資格の種類、資格取得実績のほか、資格取得の支援体制について詳しく説明されています。
また、同じ学科や系統が似た学科でも、学校によって取れる資格には違いがあるので、複数の学校の資格ページを見比べることも大切です。資格支援体制の中身も、学校によって異なります。
目標とする資格が取れる学校、自分に合った支援を受けられる学校を探してみましょう。
4-4.就職実績ページ
卒業生の就職実績についてまとめたページも必見です。先輩たちが実際に就職した業界・企業などを知り、自分が目指す将来とマッチしているか確認してみてください。
大まかな職種名・業種名だけでなく、具体的な会社名も掲載されていますので、卒業後の進路をリアルにイメージできるでしょう。
就職活動や就職後の仕事内容に関する、卒業生のインタビューが載っていることもあります。それらを読み、就職活動について理解を深めたり、目標とする職業への憧れを高めたりするのもおすすめです。
5.パンフレットを見たらオープンキャンパスに参加するのがおすすめ!

複数の学校を比較検討しながらパンフレットを読んだら、気になる学校のオープンキャンパスへ積極的に参加してみましょう。
オープンキャンパスは、写真や文字だけでは分からない実際の雰囲気を感じ取れる絶好の機会です。在校生の様子や学内の施設などを、実際に目で見て確認してみてください。
学校内のことだけでなく、学校周辺の街の雰囲気や、駅から学校までの道のりなどについて確認するのも良いでしょう。
また、オープンキャンパスでは先生や在校生と直接話せる機会もあります。パンフレットを読んでもよく分からなかったことや不安に思っていることについて、質問・相談してみましょう。
課題や勉強はどれぐらい大変か、就職活動は実際のところどのような感じかなど、気になることを何でも聞けるチャンスです。
パンフレットとオープンキャンパスの両方を有効活用して、進学先選びを成功させましょう!