専門学校の出願はいつまで間に合う?3月でも大丈夫??
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専門学校の出願はいつまで間に合う?3月でも大丈夫??

大学受験の結果を見てから専門学校に出願しても間に合うのか、不安に思っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、専門学校の出願期限について詳しくお伝えします。ミスなく出願するための注意点もまとめましたので、専門学校の出願はいつまで間に合うのか気になっている方は、こちらをお読みください。

専門学校の出願はいつまで間に合う?

地域や学校によって違いはありますが、多くの専門学校が、入学願書の受付期間を3月31日までとしています。大学受験の合否発表は遅くとも3月25日頃までには行われますので、大学受験の結果次第で専門学校に出願しても間に合うのです。

ただし、出願数が定員に達すると、3月31日よりも早く出願受付が終了する場合もあります。出願受付が終了すると専門学校のウェブサイトなどで公表されますので、志望校の出願受付状況はこまめにチェックしておきましょう。

専門学校の出願に必要な物は?

慌てずミスなく出願するために、専門学校に出願する際は何が必要なのか、あらかじめ把握しておきましょう。

まず必要なのが、入学願書、証明写真、調査書の3つです。入学願書は専門学校指定のもので、証明写真は願書に貼り付けるために使います。調査書は高校から発行される物です。高校のルールに従い、早めに発行を申請することが大切です。

ほかに必要になる可能性がある書類としては、志望理由書、資格合格証明書のコピー、学費分割納入の申込書、学生寮の入寮申込書などが挙げられます。該当する書類を漏れなく提出できるよう、出願要項をよく確認してください。

また、出願料も必要です。出願前に振込を済ませ、振込証明書を保管しておきましょう。

専門学校の願書の入手方法

インターネットで出願する場合を除き、出願時には指定の入学願書用紙が必要です。早めに入手しておきましょう。

確実かつスピーディに入手できるのは、専門学校に電話やメールなどで直接請求するという方法です。ほかには、進学サイトの資料請求機能を使って取り寄せたり、学校説明会で直接受け取ったりすることもできます。

専門学校の願書の書き方

入学願書の用紙を手に入れたら、期限に間に合うよう余裕をもって書き始めましょう。ここからは、書き方を詳しく説明します。

 黒ボールペンで記入

願書を書く際は、専門学校が指定する筆記具を使用してください。一般的には、黒のボールペンを使います。

こすると消えるペンを使ったり、ボールペンを指定されている場合に鉛筆を使ったりすることはできません。

 証明写真の準備

入学願書に貼り付けるための証明写真を用意しましょう。写真のサイズは、縦4cm✕横3cmが一般的です。「3か月以内に撮影」「無帽・無背景」などの指定が入ることもありますので、出願要項を必ず確認してください。

証明写真は写真店に行くか、証明写真機を使って撮影します。プリントシール機での撮影は禁止です。

身だしなみについては、制服あるいは白のシャツなどを着用し、ボタンは一番上まで留めましょう。表情が分かるよう前髪は短めにするなどして、清潔感のある身だしなみで撮影に臨んでください。

なお、インターネットで出願する場合は、証明写真をアップロードすることになります。写真を撮影したら、データも入手しておきましょう。

 住所や学歴の記入

住所と学歴は、いずれも正式名称で書きましょう。

住所については都道府県名やマンション名を省略せず、「○○県○○市○○町1ー1○○マンション203」のように、すべて書くようにしましょう。

学歴については、学校名を「○○高」「○○高校」などと短く書くのではなく、「○○県立○○高等学校」といった正式名称で書きます。

 書き間違えた場合の修正方法

書き間違えたときはどう訂正すれば良いのかについても、知っておきましょう。

間違えた文字の上に二本線を引き、訂正印を押した上で、その近くに正しい文字を書き直すのが、一般的な訂正方法です。修正テープなどを使ってはいけません。

なお、願書の記入要項のなかで訂正方法が指示されている場合は、その方法を守ってください。書き間違えた箇所が複数ある場合は、最初から書き直す方が良いでしょう。

 第三者にチェックしてもらう

願書を書き終えても、思わぬミスをしている可能性があります。ミスをしたまま入学願書を提出してしまうと、出願を受け付けてもらえないおそれもあるので、自分が書いた入学願書は別の人に必ずチェックしてもらいましょう。

保護者や家族、高校の先生、友人などに頼んで、記入ミスがないか見てもらうと安心です。

専門学校の願書の出願方法

願書の用意が終わったら、いよいよ出願です。出願方法は大きく3通りありますので、以下を参考にしてください。

・志望校に直接持参
受付時間を確認したうえで、志望校の窓口へ直接願書を提出しましょう。

・郵送
普通郵便ではなく簡易書留で送るのが一般的です。ポストに投函するのではなく、郵便局の窓口に差し出します。

・インターネット出願
自宅にいながら出願ができますが、別途、指定の書類を郵送しなければならないこともあります。インターネットで出願しただけで安心してしまわないよう、気をつけましょう。

自身の状況に合わせた方法で、間違いのないよう出願をしましょう。

郵送で願書を送る場合の注意点

専門学校の入学願書を郵送する際には、いくつか注意すべきことがあります。願書を送る前に、以下の点を必ずチェックしておきましょう。

 出願期限の確認

専門学校の出願期限は3月31日であることが多いです。その際は、郵送する出願書類に3月31日の消印が押されていれば問題ありません。期限がわからない場合は受験先に確認してみてくださいね。

出願がぎりぎりになる場合、3月31日の何時までに出せば当日の消印を押してもらえるのかが気になるところでしょう。

もし郵送が3月31日当日になってしまうときは、郵便局の窓口の営業時間中に窓口へ行き、「3月31日の消印が必要です」と伝えた上で、願書を出してください。そのため、郵便局の窓口営業時間をあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

なお、締切間際に慌てて願書を用意すると、焦って書き間違いをしたり、第三者のチェックを受けられなかったり、必要書類を同封し忘れたりするおそれがあります。入学願書は早めに用意するのがおすすめです。

 宛名の書き方

入学願書は、指定の封筒で送ることが一般的です。封筒にはあらかじめ住所と、「○○専門学校行」という形で宛名が印刷されていますが、「行」に二本線を引いて、左隣に「御中」と書きましょう。

宛名が学校名や入試課などになっているのであれば、敬称は「御中」です。「○○専門学校御中」「○○専門学校 入試課御中」となります。担当者名がある場合は「様」を使い、「○○専門学校 ○○様」「○○専門学校 入試ご担当者様」と書きます。

願書を送るための封筒を自分で用意する場合は、送付先の住所と宛名を正確に書いてください。この時、敬称の使い分けには注意しましょう。

 郵送方法

出願書類を入れた封筒は、糊で封をしましょう。テープは剥がれるおそれがあるので、糊付けが適切です。

封筒の糊付けが終わったら、街のポストに投函するのではなく、郵便局の窓口から送りましょう。送り方は、多くの専門学校が簡易書留を指定しています。

書留とは、郵便物の送達過程が記録される郵送方法で、重要書類を送る際によく使われる手段です。配達状況を確認できたり、土日休日にも配達してもらえたりするメリットがあります。

もし、締切までに時間がない場合は、簡易書留を速達で送りましょう。速達は、締切直前に書類を送るときなどに便利です。速達と書留を併用すれば、記録が残る上に早く届くので安心できるでしょう。

 郵送前にコピーを取る

書き終えた入学願書は、封筒に入れて封をする前に、コピーを取って控えを残しておきましょう。スマートフォンで写真を撮ってもかまいません。

控えがあれば、万が一専門学校から記載内容に関する問い合わせがあった場合でも、控えを見ながら回答することができます。記憶だけを頼りにするよりも、正確に慌てず対応できるでしょう。

まとめ

専門学校の出願はいつまでにすれば間に合うのか、出願する際は何に気をつければ良いのか、詳しく解説しました。

専門学校の出願は3月31日まで可能です。悠長に構え、何の準備もせずに締切間近になって慌てて書き始めると、ミスをしたり、書類の用意が間に合わなかったりするおそれもあります。出願時の注意事項をしっかりと押さえて、万全の状態で志望校に願書を提出しましょう!