
【人生の節目をプロデュース】ウェディングプランナーのやりがい
ウェディングプランナーのやりがいは何でしょうか。どんなお仕事でも大変なことはつきものですが、その分嬉しいこともたくさんあります。
今回はウェディングプランナーの経験があり、現在その卵を育てる専門学校で教員をしている【野辺田唯先生】へインタビューしました。

▸私がウェディングプランナーを目指したきっかけ
元々、保育士を目指していましたが、高校生になり、本格的に進路について考え始めたときに、小学6年生の時に参列した叔母の結婚式をきっかけに結婚式場で働きたいと漠然と考えるようになりました。
新郎新婦様もゲストの皆さんも笑顔で幸せな雰囲気があふれている結婚式というセレモニーに立会い、その笑顔を作るお手伝いをしたいと思い、ブライダル業界の仕事について調べました。
表には出ない、裏方という立場でありながら、大きな人生の節目のセレモニーを創り上げることができる仕事はウェディングプランナーしかないと思い、この業界を目指しました。
▸「担当が野辺田さんでよかった」
実際に働き始めて、色んな経験をさせて頂きましたが、結婚式が結ぶたびに新郎新婦様、親御様、ゲストの方々からたくさんの感謝のお言葉をいただくことができました。無事に結婚式を終え、新郎新婦様から「担当が野辺田さんでよかった」と言ってもらうたびに、この仕事をしていて、このお客様の担当ができてよかったと、仕事に対するやりがいを感じていました。
お客様は一組一組結婚式に対する思いや今まで歩んでこられた人生は違います。新郎新婦様の中には、やりたいこと伝えたいことが沢山ある場合もあるので、そんなお客様に対して120%以上の接客をして、ご満足いただけた瞬間というのは、何事にも代えがたい達成感を感じていました。どんなに大変なお客様でも結婚式当日、笑顔で幸せそうにされているお姿を見れば、この仕事をやっていてよかったなと感じることができると思います。

▸最初は担当を替えてほしいという厳しい意見も…
やはり接客業になりますので、どれだけ新郎新婦様のためにと思って行動しても性格やタイプの合う合わないというのが出てきます。特に入社1・2年目は年齢的にも若い分不安になられる新郎新婦様も多く、担当者を替えてほしいなどと、厳しいご意見をいただくこともありました。
新郎新婦様にこの式場を選んでよかったと思っていただけるように心掛けながら接客をすることによって、経験年数が上がると後輩からの担当者変更で、私が担当に入ることも増えていきました。
最初は年齢的にも若いことから、この人に頼んで大丈夫なのかと不安になってしまう新郎新婦様が多く、いかに大人っぽく安心感を与えることができるかということを考え、話し方や、立ち居振る舞い、見た目にも気を使いながら接客をすることを意識することで、次第に、実年齢よりも上に見られることが増えました。また、たとえお客様であっても人生の節目である結婚式を私に任せて頂いているという気持ちを持ち、一つひとつの式に真摯に向き合うことも心掛けました。
その結果、ご指名をいただいてプランニングすることができるようになりました。ご縁が繋がっていくことが嬉しく、もっとたくさんの方の結婚式をプロデュースさせて頂きたいと常に考えていました。

▸野辺田唯先生が教員をする専門学校について紹介!
野辺田唯先生からみた
福岡ウェディング&ブライダル専門学校は、全国に姉妹校も展開していることからスケールメリットを活かした行事が多く、成長できる学びの場が沢山あるところです。私自身、卒業生ということもあり、在学中は様々なことに挑戦させていただきました。高校生を案内するオープンキャンパススタッフや新入生のオリエンテーションの在校生スタッフ、行事でのリーダーなど高校までの私では考えられない経験をたくさんさせて頂き、行事や役割を通して社会人としてのスキルを学ぶことができました。実際に、教員になってからも学生の成長を感じることが多くの場面であり、1人でも多くの学生が、高校までの自分から成長できたと感じてくれるとうれしいと思い、教壇に立っております。

野辺田唯先生おすすめ!
ブライダルプロジェクト
ブライダルプロジェクトは、座学など他の授業で学んだことを実践的にできる授業です。1年次には模擬挙式、2年次には、ウェディングプランナー科は本物結婚式・ブライダルヘアメイク&ドレス科はドレスショーといった大きな行事を行います。授業を通して準備を行っていくのですが、違う考えを持った仲間同士が一つのものを創るので、ぶつかり合うこともありますが、その中でどう協調性を持って行事を成功させるかなどを考える機会となり、経験や技術はもちろん、人としても大きく成長できます。

~これから進路活動を行う高校生へメッセージ!~
人生を決めていく進路活動になると思うので、沢山悩まれるかと思いますが、自分が一番なりたいものに近づける場所、なりたい自分になれる場所をぜひ見つけて頑張ってほしいと思います。
周りにはたくさん相談できる場所があります。専門学校もその相談できる場所の一つだと考えて頂き、オープンキャンパス等に参加して、沢山質問してください!教員や在校生含め皆さんの進路活動の為に精一杯お手伝いさせていただきます。
そして、ぜひ一緒に成長し夢を叶えましょう!
野辺田唯先生プロフィール
福岡ビューティーアート専門学校のブライダルプロデュース科(現在ブライダル系学科は福岡ウェディング&ブライダル専門学校に設置)を卒業後、佐賀県の結婚式場でウェディングプランナーとして勤務。6年間で約330組の新郎新婦様のプロデュース。退職後、結婚式のすばらしさを伝え、業界人の輩出の為、三幸学園にて教員として勤務。
