美容・メイク・エステ・ネイルのお仕事

特殊メイクアップアーティスト

特殊メイクアップアーティストという仕事について、仕事内容、必要な資格、年収・やりがいなどのポイントで解説します。普段は見えない特殊メイクアップアーティストという仕事の現場まで学べます。「なりたい自分」になるための第一歩を踏み出しましょう。

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特殊メイクアップアーティストの仕事内容

特殊な素材やメイクアイテムを使って見た目を変えたり、架空のキャラクターを創り出したりするのが特殊メイクアップアーティストの仕事です。造形物のメンテナンスなども行います。

特殊メイクアップアーティストの仕事は、メイクアップアーティストの一種で、テレビや映画、雑誌や舞台など、さまざまなメディアで需要があります。そのため、働く場所もテレビ局内に限らず、特殊メイクを手がける映画やテレビの制作会社や特殊造形などの会社に所属して、撮影現場や舞台などへ出向くこともあります。

独創性が求められることが多いため、想像力が豊かでイメージを形にする創造力のある人が向いています。専門的な材料や化粧品を駆使する応用力も必要で、細かい作業も多いため、ものづくりが好きな人、リアリティーを追求して取り組める人、技術を磨き続ける意欲のある人も向いています。

内容によっては仕上げまでに数時間かかることもしばしばです。そのため、最後まで集中して行うだけの集中力や根気も求められるでしょう。


特殊メイクアップアーティストになるには

特殊メイクアップアーティストは、基本的なメイク知識やスキルのほかに、特殊メイクの知識とスキルが必要となります。そのため、造形のベースとなるアートや絵画、写真や映像など、アイデアや演出の幅が広がるような知識が学べる大学、短大、専門学校へ進学するのが一般的です。

特殊メイクアップアーティストは、実際の特殊メイクの仕事を見て、表現や応用などの知識を高め、経験を積んで実績を残すことがプロになる一番の近道です。年齢や性別、人間を動物に変えるなど、高いペインティング技術も必要になることから、特殊メイクアップアーティストに必要な知識や技術が学べる専門学校へ通うケースが多いです。

また、特殊メイクアップアーティストの中には、経験を積んだ後、独立・フリーランスとして活躍する人もいます。海外進出するケースも多いため、経営や英語などの教養も学べる専門学校がおすすめです。


特殊メイクアップアーティストの給料・年収

映画や舞台などのメイクを手掛ける東京の有名なヘアメイク会社の採用情報では、初任給は17万円となっています。

特殊メイクアップアーティストは、アシスタント時期を経てキャリアアップしていくのが一般的です。

特殊メイクに慣れ、技術を磨いて実績を積めば、アシスタントから責任のある立場に昇進し、年収もアップします。特殊メイクの技術に人気が出ると、フリーランスとして活躍することも可能です。フリーランスの場合、内容によっては1日で高額の収入が得られる可能性もあります。


特殊メイクアップアーティストに必要な資格

特殊メイクアップアーティストには、必須となる資格はありません。ただ、メイクの知識やスキルは特殊メイクの基本となるため、以下の資格を持っていると役立つでしょう。

・IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
ニューヨークと東京に拠点のある国際的な団体が行っているメイクアップ技術を認定する資格です。メイクの基本テクニックに加え、TPOにあわせたメイクの知識も身に付きます。
参考:「国際メイクアップアーティストライセンス」公式サイト

・メイクアップ技術検定
メイクのプロフェッショナルとして、最低限知っておきたい表現方法や技術が身に付く資格です。アイテムの知識や感性、センスなども養うことができます。
参考:「日本メイクアップ技術検定」公式サイト


特殊メイクアップアーティストのやりがいと魅力

特殊メイクアップアーティストは、世界に存在しないものを創り出す楽しさが大きな魅力といえるでしょう。ひとつの作品として完成度が高いものができたときの達成感や喜び、やりがいを感じすいのも特殊メイクアップアーティストの魅力です。

コンピュータ技術との融合により、特殊メイクの表現の可能性が広がり、新しい感性や才能を持った若手アーティストへの期待も高まっています。日本に限らず、世界で特殊メイクアップアーティストの需要が高まっているため、活躍の場は多いでしょう。